『市史史料集』第4集を刊行
2017年11月20日
赤穂市は、『赤穂市史史料集』の第4集として、『真光寺旧蔵・柴原家文書 年中用事控II』をこのほど刊行した。
「年中用事控」は近世の赤穂を代表する豪商だった柴原家が江戸中期(寛延)から幕末(慶応)まで三代約120年間にわたって書き残した記録。市は全25冊の活字化に取り組んでいる。
今年3月の『第3集』に続く刊行で、天明7年(1787)から慶応元年(1865)にかけて書かれた第6冊から第9冊までの4冊分を収録した。藩の蔵元役だった柴原家が塩田開発の費用を用立てして藩主の家紋が入った裃を拝領したとの記述や、寛政12年(1800)の浅野長矩100回忌に花岳寺の鐘撞き堂建立などの費用を寄付したことなど、同家と藩との関わりがうかがえる。また、享和2年(1802)に柴原、田渕、奥藤の蔵元三家が藩主に献上した酒樽の記録に「八千代」「乙女」の銘柄が見える。
A5判300ページで1000部発行。一部350円(送料別)で頒布する。Tel43・6848。
掲載紙面(PDF):
2017年11月25日(2255号) 1面 (15,483,663byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
「年中用事控」は近世の赤穂を代表する豪商だった柴原家が江戸中期(寛延)から幕末(慶応)まで三代約120年間にわたって書き残した記録。市は全25冊の活字化に取り組んでいる。
今年3月の『第3集』に続く刊行で、天明7年(1787)から慶応元年(1865)にかけて書かれた第6冊から第9冊までの4冊分を収録した。藩の蔵元役だった柴原家が塩田開発の費用を用立てして藩主の家紋が入った裃を拝領したとの記述や、寛政12年(1800)の浅野長矩100回忌に花岳寺の鐘撞き堂建立などの費用を寄付したことなど、同家と藩との関わりがうかがえる。また、享和2年(1802)に柴原、田渕、奥藤の蔵元三家が藩主に献上した酒樽の記録に「八千代」「乙女」の銘柄が見える。
A5判300ページで1000部発行。一部350円(送料別)で頒布する。Tel43・6848。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2017年11月25日(2255号) 1面 (15,483,663byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 文化・歴史 ]
連鶴で十二支シリーズ 6年かけ完成 [ 文化・歴史 ] 2021年01月03日昔ながら「塩の国の塩」新発売 瓦の下に「幻の陶土」雲火焼の完全復元目指す [ 文化・歴史 ] 2021年01月01日尾崎ゆかりの日本遺産マップ設置 [ 文化・歴史 ] 2020年12月19日子ども描いた「お菓子の家」 パティシエが実現 300年語り継がれる「打ち首の三義人」 [ 文化・歴史 ] 2020年12月12日創志学園MB部 赤穂の2人も全国大会へ [ 文化・歴史 ] 2020年12月05日ネットで忠臣蔵浮世絵 デジタル展覧会 [ 文化・歴史 ] 2020年12月04日坂越の船渡御祭保存会に「ともしびの賞」 [ 文化・歴史 ] 2020年12月02日布に染料で絵や紋様「染絵」作品展 [ 文化・歴史 ] 2020年12月02日「黒猫」忠臣蔵絵本 11年ぶり増刷 [ 文化・歴史 ] 2020年12月01日ル・ポン音楽祭 アーカイブ動画を公開 [ 文化・歴史 ] 2020年11月30日「能楽の祖」の墓前で謡曲奉納 [ 文化・歴史 ] 2020年11月29日昭和の大嘗祭 92年前の道具見つかる [ 文化・歴史 ] 2020年11月21日日本遺産ガイド養成講座 30人募集
コメントを書く