《西有年産廃》「到底認められない」「論外」市が県に意見
2019年05月27日
西有年の産業廃棄物最終処分場建設計画に関して兵庫県から赤穂市に要望があった意見照会に対し、市は「到底認められるものではない」などと回答。「計画反対」の意思を明確に示した。
同計画は千種川水系・梨ヶ原川の上流部にあたる山林約19万平方メートルに埋立容量302万立方メートルの管理型産廃最終処分場を建設するというもので、昨年4月に事業者の東洋開発工業所(大阪府豊能町、西脇勝社長)が事前協議書を許可権者の県へ提出。県が先月22日付けで赤穂市など関係機関に所管法令と意見の照会を求めた。
回答文書の中で市は、環境基本条例に基づく基本理念として「良好な環境の保全と創造のため、より環境への負荷が少ない循環を基調とした、人と自然とが共生した持続的発展が可能なまちづくり」を目指していると記述。本計画について、「計画面積及び受入量等が極めて大きい」とした上で「本市が目指す環境保全に向けた基本姿勢と相反するものであり、到底認められるものではない」とした。
さらに、「昨今、全国各地で想定を超える降雨等により甚大な災害発生事例が多発している」と指摘し、「そのような状況下で、今回の計画が進められようとしている事態は、全く論外」と批判した。
また、法令に基づく環境影響評価の実施を強く求めたほか、事前協議と事業計画説明を実施すべき対象に千種川を上水道の水源とする相生市と姫路市家島町を加えるべきと意見。事業者による赤穂市への事業計画説明については、「事業計画の内容を精査した上で、適時適切な時期に求めたい」とし、「事業内容の確認ができていない現時点では、時期尚早」との意向を示した。県に対しては「福浦地区処分場計画と同様に専門家会議を設けるなど慎重に審査を」と要望した。
掲載紙面(PDF):
2019年6月1日号(2327号) 1面 (6,257,386byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
同計画は千種川水系・梨ヶ原川の上流部にあたる山林約19万平方メートルに埋立容量302万立方メートルの管理型産廃最終処分場を建設するというもので、昨年4月に事業者の東洋開発工業所(大阪府豊能町、西脇勝社長)が事前協議書を許可権者の県へ提出。県が先月22日付けで赤穂市など関係機関に所管法令と意見の照会を求めた。
回答文書の中で市は、環境基本条例に基づく基本理念として「良好な環境の保全と創造のため、より環境への負荷が少ない循環を基調とした、人と自然とが共生した持続的発展が可能なまちづくり」を目指していると記述。本計画について、「計画面積及び受入量等が極めて大きい」とした上で「本市が目指す環境保全に向けた基本姿勢と相反するものであり、到底認められるものではない」とした。
さらに、「昨今、全国各地で想定を超える降雨等により甚大な災害発生事例が多発している」と指摘し、「そのような状況下で、今回の計画が進められようとしている事態は、全く論外」と批判した。
また、法令に基づく環境影響評価の実施を強く求めたほか、事前協議と事業計画説明を実施すべき対象に千種川を上水道の水源とする相生市と姫路市家島町を加えるべきと意見。事業者による赤穂市への事業計画説明については、「事業計画の内容を精査した上で、適時適切な時期に求めたい」とし、「事業内容の確認ができていない現時点では、時期尚早」との意向を示した。県に対しては「福浦地区処分場計画と同様に専門家会議を設けるなど慎重に審査を」と要望した。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2019年6月1日号(2327号) 1面 (6,257,386byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
《高野産廃》初回から協定不履行 展開検査撮影せず [ 社会 ] 2019年03月02日山火事想定して連携訓練 [ 社会 ] 2019年02月25日入潮泰吉さんに赤穂初の緑十字金章 [ 社会 ] 2019年02月15日近隣4高校がICTサミット [ 社会 ] 2019年02月11日鮮魚販売協同組合 新組合長に山野崇氏 [ 社会 ] 2019年02月08日高野の産廃処分場 操業開始で立入検査 [ 社会 ] 2019年02月06日県議選 現職・長岡氏が5選へ出馬表明 [ 社会 ] 2019年02月06日元中学校長の佐方直陽さんに瑞宝双光章 [ 社会 ] 2019年02月06日高野の安定型処分場が産廃受け入れ開始 《御崎メガソーラー》建設現場を関係者らが視察 [ 社会 ] 2019年01月30日就労継続支援A型施設に活動助成金 [ 社会 ] 2019年01月29日《市長選2019》20歳代以下の投票率は3割下回る [ 社会 ] 2019年01月26日術科始め式で鍛錬成果を披露 [ 社会 ] 2019年01月25日救急出動件数が過去最多 [ 社会 ] 2019年01月25日赤穂JC理事長に前川勇人氏 [ 社会 ] 2019年01月24日
コメント
必要な物かもしれんが、赤穂市としては断固反対して欲しい。
リスクが高すぎる。
0 0
投稿:赤穂市の…。 2019年05月31日出してる現状で、自分さえ良ければいいって主張はちょっと…。
環境基本条例の基本理念を出してますが、
赤穂市内にも沢山あるソーラーパネルも約20年後には寿命ですよ?
その時の処分も他の市区町村任せにするのですか?
全く持続可能じゃないのに反対していないですよね?
想定を超える降雨で水害が発生しても、日が当たれば発電し続けるので感電する可能性があるのに反対していないですよね?
産廃のイメージが問題ですかね?
上水道の水源を問題にするのも無理がある気がしますよ?
市外から搬入される産廃に対して課税するなどして、高度浄水処理施設を導入すれば解決できる問題なのでは?
市の負担を少なく老朽した浄水場を高度浄水処理施設に更新できますよ?
老朽化したインフラを負担を少なく更新出来るのは良いと思いますよ?
将来プラスになるのは、どの選択なのでしょうか?
まぁ、事業内容の詳細が確認できていない現時点で考えるのは、時期尚早ですね。
0 0
投稿:赤穂市民 2019年05月28日0 0
投稿:?? 2019年05月27日コメントを書く