歴博「義士シアター」映像と設備一新
2019年09月23日
映像と設備を一新した歴史博物館の義士シアター
新映像は、「史実元禄赤穂事件」(12分7秒)と「人形浄瑠璃文楽『仮名手本忠臣蔵』見所紹介」(12分28秒)の2本で、いずれもNHKエンタープライズが制作した。
「史実−」は東京、吉良町、山科、赤穂のロケ映像と同館所蔵資料を中心に全編デジタル4Kで編集。NHK制作の江戸城松の廊下のCGや画家・長安雅山の肉筆画「赤穂義士真観」アニメーション化映像も盛り込んだ。「人形浄瑠璃−」はNHKと国立劇場のアーカイブ映像で仮名手本忠臣蔵の三段目から十一段目までの名場面を再構成。太夫の語りの字幕付きで上映する。
老朽化していたプロジェクターはフルハイビジョン対応に更新。ボタンを押せば再生終了を待たずに最初から映像を視聴できるシステムになった。また、画面3枚をつなげて使用していたスクリーンを継ぎ目のない150インチ(縦187センチ、横332センチ)に付け替え、より見やすくなった。
映像制作は約799万円、設備更新は約394万円をかけた。同館は「映像によって短い時間でも元禄赤穂事件のあらましや忠臣蔵の魅力を伝えられる」と話している。Tel43・4600。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2019年9月28日号(2341号) 3面 (9,591,876byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
つまずいた石掘ると…江戸期の地蔵仏出土 姫路市美術展 9人が入賞・入選 [ 文化・歴史 ] 2021年02月03日平田オリザさん講演「文化はまちづくりの必須アイテム」 [ 文化・歴史 ] 2021年01月24日地元ゆかりの楽曲で街並みPV [ 文化・歴史 ] 2021年01月23日山鹿素行の教え「いろは」で親しんで [ 文化・歴史 ] 2021年01月19日「キャンバスの会」23日までロビー展 [ 文化・歴史 ] 2021年01月18日全国絵マップコンで文科大臣賞 上方浮世絵師が描いた忠臣蔵 [ 文化・歴史 ] 2021年01月15日連鶴で十二支シリーズ 6年かけ完成 [ 文化・歴史 ] 2021年01月03日昔ながら「塩の国の塩」新発売 瓦の下に「幻の陶土」雲火焼の完全復元目指す [ 文化・歴史 ] 2021年01月01日尾崎ゆかりの日本遺産マップ設置 [ 文化・歴史 ] 2020年12月19日子ども描いた「お菓子の家」 パティシエが実現 300年語り継がれる「打ち首の三義人」 [ 文化・歴史 ] 2020年12月12日創志学園MB部 赤穂の2人も全国大会へ [ 文化・歴史 ] 2020年12月05日
コメントを書く