義士ゆかり熊本藩士偲ぶ顕彰碑完成
2020年02月04日
義士遺髪塔がある熊本県山鹿市の日輪寺で行われた堀内伝右衛門顕彰碑の除幕式=満重義浩さん提供
伝右衛門は、討ち入り後に大石内蔵助ら17人を預かった細川家の接待役として親身に尽くし、切腹した義士の遺髪を知行地の山鹿へ持ち帰って同寺に遺髪塔を建立した。
顕彰碑は伝右衛門の紹介文などを刻んだ石碑(高さ約1・2メートル、幅約1・5メートル)。除幕式には細川家19代にあたる細川護光さんを来賓に迎え、約200人が参列した。赤穂からも市文化協会の萬代新一郎会長など8人が訪れ、伝右衛門子孫の堀内幸雄さん=熊本県大津町(おおづまち)=が「このような盛大な除幕式で、伝右衛門は面はゆい気持ちで喜んでいると思います」とあいさつした。
伝右衛門は83歳で亡くなるまで義士の供養を欠かさなかったという。顕彰碑の建立を発起した地元有志「平成堀内組」の頭取、宮川政士さん(69)=山鹿市熊入町=は「この世を去るまで弔いを続けた伝右衛門の生き様を通して、人を思いやる心の大切さを伝えていきたい」と語った。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2020年2月8日号(2359号) 4面 (8,140,633byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 文化・歴史 ]
フォトクラブ赤穂「わが町」テーマに作品展 [ 文化・歴史 ] 2022年03月09日元赤穂LC会長 綿田幹治さん遺作展 [ 文化・歴史 ] 2022年03月07日市史史料集『柴原家文書』最終巻を刊行 [ 文化・歴史 ] 2022年03月06日5日にオンラインで秦氏フォーラム 赤穂からも参加 浅野長矩偲ぶ特別御朱印 命日の3月14日まで限定 [ 文化・歴史 ] 2022年03月01日赤穂緞通を伝承する会 4年ぶり受講生募集 「里山」「清流」一行詩を募集 念願の絵本出版「ホクロのだいぼうけん」 [ 文化・歴史 ] 2022年02月19日第36回赤穂民報習字紙上展の入賞者 高齢者大学のエッセイ同人誌50号に [ 文化・歴史 ] 2022年02月16日「昭和まで塩田残ったのは奇跡」日本遺産講演会 [ 文化・歴史 ] 2022年02月13日長寿の心得や人生訓を書に 95歳作品展 [ 文化・歴史 ] 2022年02月11日歩いて見つけた希少植物冊子に [ 文化・歴史 ] 2022年01月29日播磨の前方後円墳一堂に「古墳からみた王の時代」 [ 文化・歴史 ] 2022年01月28日「生活に美術を」鳥井廣夫さん個展 [ 文化・歴史 ] 2022年01月12日
コメントを書く