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上方浮世絵師が描いた忠臣蔵

 2021年01月15日 
五粽亭廣貞画「忠烈義士伝 寺岡平右衛門」
 江戸から明治にかけて大坂で活躍した浮世絵師たちの作品を紹介する収蔵品展「上方浮世絵の世界」が尾崎の「たでのはな美術館」で14日から開かれている。仮名手本忠臣蔵の役者絵を中心に47点を展示している。
 金銀摺りなど豪華な技法を使った五粽亭廣貞(生没年不詳)、役者絵を得意とした長谷川貞信(1809―79)、「上方最後の浮世絵師」と呼ばれた中井芳瀧(1841―99)など5人の絵師の作品が並ぶ。
 館主の佐野正幸さん(80)によると、上方浮世絵は歌舞伎の役者などを人間味豊かに描いたところに特徴があるという。「江戸の浮世絵とは異なった味わいがある。一般に公開される機会は多くないので、この機会に鑑賞してもらえれば」と話している。
 2月28日(日)まで午前10時〜午後4時。水曜休館。TEL090・3496・4282。
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掲載紙面(PDF):
2021年1月16日号(2400号) 4面 (7,988,278byte)
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