ギタリストの辻幹雄さんが奉納演奏
2021年07月26日
11弦ギター演奏の第一人者として海外でも評価の高い辻幹雄さん(69)=千葉県船橋市=が25日、坂越の大避神社で奉納演奏を行った。
「能楽の祖」とされる秦河勝を祭神とする同神社は近年、邦楽家をはじめ音楽家の参拝が多い。辻さんもこれまでに何度か訪れたことがあり、「ぜひ一度、ご祭神の前で演奏したい」と申し出たという。
11弦ギターはルネッサンス・バロック期の音楽を忠実に演奏するために40年ほど前にスウェーデンで開発された。一般的なギターより弦が5本多く、明るく洗練された音色と重厚な低音弦の響きが特徴で「アルトギター」とも呼ばれる。辻さんは1991年にニューヨークのカーネギーホールでリサイタルを開き、国際的な評価が高まった。
この日は、東日本大震災を契機に作曲したオリジナル曲「天地転生」を奏で、日本武尊をイメージした「TAKERU」を横笛奏者の松尾慧さん=静岡市=と共演。まるで祈りを込めるかのように弦をつまびく音色が蝉時雨の境内に響いた。辻さんは「自分の気持ちそのままに弾かせていただきました」と語った。
「能楽の祖」とされる秦河勝を祭神とする同神社は近年、邦楽家をはじめ音楽家の参拝が多い。辻さんもこれまでに何度か訪れたことがあり、「ぜひ一度、ご祭神の前で演奏したい」と申し出たという。
11弦ギターはルネッサンス・バロック期の音楽を忠実に演奏するために40年ほど前にスウェーデンで開発された。一般的なギターより弦が5本多く、明るく洗練された音色と重厚な低音弦の響きが特徴で「アルトギター」とも呼ばれる。辻さんは1991年にニューヨークのカーネギーホールでリサイタルを開き、国際的な評価が高まった。
この日は、東日本大震災を契機に作曲したオリジナル曲「天地転生」を奏で、日本武尊をイメージした「TAKERU」を横笛奏者の松尾慧さん=静岡市=と共演。まるで祈りを込めるかのように弦をつまびく音色が蝉時雨の境内に響いた。辻さんは「自分の気持ちそのままに弾かせていただきました」と語った。
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