山口環境相が就任会見「小泉前大臣の路線踏襲」
2021年10月06日
環境大臣に就任した山口壮氏
山口氏は会見で、「2050年カーボンニュートラル、あるいは2030年の温室効果ガス46%削減と、かなりはっきりとした目標が出ている。結果が出るように頑張っていきたい」と抱負。「産業界の意見もしっかり聞きながら、イノベーションを頭に置く。どうしたら具体化できるのか、車の両輪としてしっかり耳を傾けたい」と語った。
原発汚染水の処理や土壌の除染など課題を抱える福島の復興について「いまだ道半ば。環境省にとっても最重要課題の一つ」と位置付け、「イノベーションも入れながら、不可能を可能に変えていけるように後押ししていきたい」とした。原子力発電については「できるだけ低減させていくというゴールはあると思うが、日本全体の声をよく聞いていきたい。再生可能エネルギーの最大限導入がポイントになる」と述べた。
「尖閣諸島を自然環境保全区域に指定する考えはあるか。政治家として国土を守る気概があるか」との問いには、「科学的知見に基づいて、日本の守るべき自然がしっかり守られる環境と仕組みを整えることが重要」とした上で、「尖閣は絶対守る、とはっきり言わなきゃ。当たり前じゃないですか。聞くまでもない」と語気を強め、「(関係国との)コミュニケーションギャップをなくし、戦争をなくすことが政治家の使命。環境や生物多様性の話で心を合わせ、人類のためにという部分を強調して仕事をしていきたい」と理念を語った。
* * *
山口氏は6日、後援会員らに送信した「FAXだより」で初入閣を果たした心境を「これまで山あり谷ありの私の政治家人生の中で、お支え頂いた全ての方々の力のお蔭」と感謝を表した。
「環境は、地球温暖化問題をはじめ、日本にとっても世界にとっても益々重要」とした上で、「そのような大事な分野を担当させて頂くことに身の引き締まる思い。使命を果たすべく、粉骨砕身、身を粉にして、謙虚に一生懸命、全力投球で務めさせて頂きます」と決意を述べた。
* * *
「FAXだより」について記事を追記しました。(2021年10月6日13時00分)
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2021年10月9日号(2434号) 2面 (4,176,368byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 政治 ]
牟礼新市長が初登庁 職員に協力呼び掛け [ 政治 ] 2019年01月28日公約実現へ意欲 牟礼氏インタビュー [ 政治 ] 2019年01月26日市長退任あいさつ「誇れる赤穂つくって」 [ 政治 ] 2019年01月25日児嶋佳文副市長の辞職を承認 [ 政治 ] 2019年01月23日《市長選2019》有権者の期待は「高齢者」「医療」「子育て」 [ 政治 ] 2019年01月23日山口壮衆院議員 拉致問題特別委員長に [ 政治 ] 2018年10月12日学校エアコン来年度中に整備へ 幼は今年度中 9月議会は4日開会 一般質問は20・21日 [ 政治 ] 2018年08月29日《西有年産廃》上郡町議会特別委が判断先送り [ 政治 ] 2018年08月20日産廃処分場反対署名提出 明石市長が同行の意向 [ 政治 ] 2018年06月25日市の将来像提言 委員2人を公募 《西有年産廃》町議会が町民と意見交換 [ 政治 ] 2018年05月08日赤穂市議会 議長に瓢氏 [ 政治 ] 2018年04月18日「手話は言語」市条例が可決 [ 政治 ] 2018年03月19日空き家管理条例 住宅以外も適用へ
コメント
また、レジ袋有料化に対する山口氏のお考えも改めて根拠を示した上でお聞かせ願いたい。日本人は最無料化を望む声が多いと聞くが、コロナ禍に限る傾向なのかどうか。また、海外では実際にマイバッグ持参が多数派ということなので、もし大臣がレジ袋有料化を継続とお考えならば、強いリーダーシップで我々国民を引っ張っていって欲しいと思います。期待しています。
4 3
投稿:AKO46 2021年10月06日コメントを書く