車から意識不明者救助 善行の2人に「のじぎく賞」
2022年06月11日
車を運転中に意識不明になって側溝に転落した人を救護して命を救った男性2人に、善行を称える「のじぎく賞」が兵庫県知事から贈られた。
受賞したのは、いずれも東有年の元金融機関職員、米光幸市(よねみつ・こういち)さん(69)と会社員の谷中直樹さん(57)。
米光さんの話では、先月3日午前8時40分ごろ、東有年の沖田遺跡公園近くで農作業中に手を休めていると、50メートルほど先の農道を走行していた車が1メートルほど斜め下の側溝に転落したのが見えた。「トラクターで引き揚げてあげないと」と急いで駆け付け、「大丈夫ですか」と運転席の男性に声をかけたが反応がなかったという。
米光さんは現場近くに住む近所仲間の谷中さんに携帯電話で応援を求め、事故の男性を運転席から救出するとともに手分けして救急と警察に通報。救急車が到着するまでの間、傘で日陰をつくるなどして介抱した。
警察などによると、救助された男性は60代で、釣り餌になるエビを捕れる水路を求めて車で移動中、急病を発症したとみられる。救急車とドクターヘリで搬送され、一命を取り留めた。
のじぎく賞の伝達式は先月27日、加里屋中洲の赤穂警察署で行われ、堀井昭彦署長は「迅速な119番と警察への通報が人命救助につながった」と2人の行動を称えた。米光さんは「人として当たり前のことをしただけ」と話し、谷中さんは「命が助かって良かった」と語った。
掲載紙面(PDF):
2022年6月11日号(2465号) 1面 (12,599,577byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
人命救助の功績で「のじぎく賞」を受賞した米光幸市さん(左)と谷中直樹さん。車は左側の側溝にタイヤが脱輪した姿勢で転落していたという
受賞したのは、いずれも東有年の元金融機関職員、米光幸市(よねみつ・こういち)さん(69)と会社員の谷中直樹さん(57)。
米光さんの話では、先月3日午前8時40分ごろ、東有年の沖田遺跡公園近くで農作業中に手を休めていると、50メートルほど先の農道を走行していた車が1メートルほど斜め下の側溝に転落したのが見えた。「トラクターで引き揚げてあげないと」と急いで駆け付け、「大丈夫ですか」と運転席の男性に声をかけたが反応がなかったという。
米光さんは現場近くに住む近所仲間の谷中さんに携帯電話で応援を求め、事故の男性を運転席から救出するとともに手分けして救急と警察に通報。救急車が到着するまでの間、傘で日陰をつくるなどして介抱した。
警察などによると、救助された男性は60代で、釣り餌になるエビを捕れる水路を求めて車で移動中、急病を発症したとみられる。救急車とドクターヘリで搬送され、一命を取り留めた。
のじぎく賞の伝達式は先月27日、加里屋中洲の赤穂警察署で行われ、堀井昭彦署長は「迅速な119番と警察への通報が人命救助につながった」と2人の行動を称えた。米光さんは「人として当たり前のことをしただけ」と話し、谷中さんは「命が助かって良かった」と語った。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2022年6月11日号(2465号) 1面 (12,599,577byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
「医療維持に使って」5000万円寄付 [ 社会 ] 2018年11月17日野生猿の出没相次ぐ「離れ猿」か [ 社会 ] 2018年11月14日人命救助の中学生に「のじぎく賞」 [ 社会 ] 2018年11月13日憲法学者の上脇氏が赤穂で講演 [ 社会 ] 2018年11月12日花岳寺で晋山式 25世就任祝う [ 社会 ] 2018年11月11日平成30年秋の褒章と叙勲 [ 社会 ] 2018年11月03日事故の怖さ スタントで再現 [ 社会 ] 2018年11月01日陣太鼓鳴らして交通安全アピール [ 社会 ] 2018年10月29日花嫁も瀬戸内もきらめいて「坂越の嫁入り」 [ 街ネタ ] 2018年10月29日認知症啓発リレー 28日に赤穂で 高野の産廃処分場 別会社に施設譲渡 [ 社会 ] 2018年10月20日消防団員報酬 個人口座支給へ [ 社会 ] 2018年10月20日野中・浜市線へ循環バス乗り入れへ [ 社会 ] 2018年10月19日第34代赤穂義士娘が決定 [ 社会 ] 2018年10月14日4度順延も46回目の水生生物調査
コメントを書く