義士行列の小道具に「槍印」加えては
2022年12月04日
赤穂義士の間喜兵衛が吉良邸討ち入り時に槍に付けていたと伝わる和歌短冊が子孫から赤穂大石神社に寄贈された記事(11月26日付け本紙)を受けて、播州赤穂観光ボランティアガイドの宮本昭光さん(79)=加里屋中洲=から「義士祭の義士行列でも間喜兵衛の槍に短冊を付けるとよいのでは」と提案があった。
2012年から観光ボランティアとして活動する宮本さんは、その翌年の第110回赤穂義士祭に観光ガイド協会の推薦で義士行列に出演。役柄を理解しようと読んだ『義士銘々伝』で喜兵衛が槍印として短冊を付けて討ち入った逸話を知った。書道が上手な孫に頼んで短冊を用意。主催者の了解を得て槍に結んだ。観客からは気付かれなかったが、喜兵衛を偲びつつ行列を歩いたという。
短冊が現存していることに感銘を受けた宮本さんは「ぜひ、義士行列でも間喜兵衛の小道具に槍印を加えてほしい。アナウンスで紹介しれもらえれば、観客も注目してくれるはず」と話す。
記録によれば、討ち入りには間喜兵衛の他に冨森助右衛門と小野寺十内も槍印を付け、大石内蔵助は萱野三平の名前を記した短冊を槍に付けていたという。
赤穂義士祭の義士行列では、内蔵助は陣太鼓を打ちながら行進するため槍を持たないが、間喜兵衛と冨森助右衛門、小野寺十内はそれぞれ小道具に槍を持つことになっている。
掲載紙面(PDF):
2022年12月3日号(2486号) 3面 (10,427,489byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
間喜兵衛役で出演した2013年の赤穂義士祭で、逸話に基づき槍に和歌短冊を付けた宮本昭光さん=本人提供
2012年から観光ボランティアとして活動する宮本さんは、その翌年の第110回赤穂義士祭に観光ガイド協会の推薦で義士行列に出演。役柄を理解しようと読んだ『義士銘々伝』で喜兵衛が槍印として短冊を付けて討ち入った逸話を知った。書道が上手な孫に頼んで短冊を用意。主催者の了解を得て槍に結んだ。観客からは気付かれなかったが、喜兵衛を偲びつつ行列を歩いたという。
短冊が現存していることに感銘を受けた宮本さんは「ぜひ、義士行列でも間喜兵衛の小道具に槍印を加えてほしい。アナウンスで紹介しれもらえれば、観客も注目してくれるはず」と話す。
記録によれば、討ち入りには間喜兵衛の他に冨森助右衛門と小野寺十内も槍印を付け、大石内蔵助は萱野三平の名前を記した短冊を槍に付けていたという。
赤穂義士祭の義士行列では、内蔵助は陣太鼓を打ちながら行進するため槍を持たないが、間喜兵衛と冨森助右衛門、小野寺十内はそれぞれ小道具に槍を持つことになっている。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2022年12月3日号(2486号) 3面 (10,427,489byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 文化・歴史 ]
桜テーマに水彩画展 [ 文化・歴史 ] 2023年04月23日幻の無声映画『忠臣蔵』カツベン上映をネット配信 [ 文化・歴史 ] 2023年04月16日上仮屋獅子舞、花岳寺で62年ぶり奉納舞 [ 文化・歴史 ] 2023年04月09日松の廊下刃傷事件ゆかりの裃 [ 文化・歴史 ] 2023年04月08日有年牟礼・山田遺跡の土器50点を市文化財指定 [ 文化・歴史 ] 2023年04月05日中央義士会 播州赤穂支部を新設 [ 文化・歴史 ] 2023年04月04日川柳赤穂吟社 濱邉稲佐岳顧問が句文集 [ 文化・歴史 ] 2023年04月03日御崎ガラス舎 初の教室展 姫路と赤穂で [ 文化・歴史 ] 2023年03月31日赤穂緞通テーマの絵本 小・中学校に寄贈 アートマイル国際協働学習で文科大臣賞 市史史料集第9集刊行『明治二十五年赤穂郡洪水史』 [ 文化・歴史 ] 2023年03月25日復元塩田で塩づくり作業を体験 日本画で赤穂市長賞の城谷允子さん作品展 [ 文化・歴史 ] 2023年03月19日「海辺の暮らし、海辺の景色」テーマにクラフト展 [ 文化・歴史 ] 2023年03月11日女性だけの絵画展 第40回「女・女・女展」 [ 文化・歴史 ] 2023年03月02日
コメントを書く