議員定数削減、2議案上程へ
2008年02月23日
議員定数削減について2議案の一括上程を決めた議会運営委員会
市議会は議員定数について、昨年10月に設置した「議会活性化検討協議会」で6回協議。それと並行して全員協議会で意見収集を行いながら議論を行ってきた。
議員の意見は、「20」(16人)、「18」(4人)、「現状維持」(4人)の3つにわかれ、調整は難航。それぞれが主張を譲らず、一本化のめどが立たなかったため、同協議会が複数の議案を上程する旨を議運に答申した。
議運では、委員から、「定数についての協議はこれまですべて非公開で、情報が公になったのはきょうが初めて。市民の声を聞くべきだ」とパブリックコメント実施を求める動議が出されたが、賛成少数で否決された。
3日開会予定の定例会では、20案、18案の順番で起立により採決する。過半数の議員が20案に賛成するものとみられ、その場合は18案の採決は行われない。
議員定数をめぐっては、市自治会連合会が18、市経営者協会が15、青年会議所(JC)が23と報酬カットをそれぞれ要望。民主商工会は「定数削減は議会の機能低下につながる」として現行の定数堅持を請願していた。
▼赤穂市自治会連合会・睦谷博会長の話「市の財政状況は議員のみなさんが一番よく知っているはず。市の将来をもっと考えてほしい」
▼赤穂市経営者協会・前田哲児会長の話「せめて18までは減らすべき。改革意欲が欠けている」
▼赤穂青年会議所・矢野英樹理事長の話「今後、報酬についても、議会が率先して削減するように求めていく」
▼赤穂民主商工会・越智康介会長の話「3セク失敗の反省なしに、議員数だけ減らして改革というのは安易だ。市民の声が届かなくなる」
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2008年2月26日(1781号) 1面 (8,993,979byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
公共料金の値上げ、審議会が「妥当」と答申 [ 政治 ] 2008年11月12日市民一人当たり資産は187万円 赤穂市バランスシート [ 政治 ] 2008年11月10日赤穂市美化センターの職員を戒告処分 定住自立圏に決定も「中心市」は備前市 [ 政治 ] 2008年10月28日「議員の配偶者、2親等以内は契約辞退」条例化へ [ 政治 ] 2008年10月27日ごみ処理有料化、審議会は「了承」の方向 [ 政治 ] 2008年10月23日特別職の報酬改定へ意見募集 [ 政治 ] 2008年10月09日市長、議員らの給料「減額」の方針定まる [ 政治 ] 2008年10月01日プラット駐車場を多目的活用可に [ 政治 ] 2008年09月19日来春の赤穂市議選 4月5日投開票 [ 政治 ] 2008年09月19日赤穂市の「将来負担比率」県下ワースト3位 [ 政治 ] 2008年09月11日不当利得返還求め、サラ金3社を提訴へ [ 政治 ] 2008年09月10日第3回市議会は9日開会 [ 政治 ] 2008年09月04日市長など特別職の給料改定を審議 [ 政治 ] 2008年08月28日将来の赤穂へ意見募集
コメントを書く