鈴木百年の能画を特別展示
2010年03月17日
「能面と謡本展」に合わせて特別展示されている鈴木百年の能画
百年は両親が赤穂出身で、自身も14歳から16歳にかけて在穂。子どものころから絵が器用で、特定の師に就かず独学で上達。温厚で真面目な性格を映し出すような丁寧で穏やかな作品を描き、京都画壇で活躍した。
特別展示されている作品は能の演目「松山鏡」の一場面を描いた掛け軸。繊細な線画が百年の特徴をよく表している。同館によると、百年が能画を描いたものはこの他に確認されておらず貴重。能面展にちなみ、所有者から特別に借り受けたという。
3月22日(月・祝)には「能に寄せる茶会」(一服300円)を開催。茶室床の間に掛けられた能画を鑑賞しながら、抹茶を味わうことができる。
同展は神戸市の能面師、楠本能白氏が昨年9月に同館へ寄贈した小面、翁面、鬼面など全27点を一堂に展示。同館蔵の江戸初期の謡本「内百番」も公開している。21日(日)には午後2時から観世流シテ方の能楽師、藤谷音彌氏の講演会がある。
入館料は大人200円、小・中学生100円。Tel42・0520。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2010年3月20日(1888号) 4面 (7,925,970byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
ル・ポン特別公演 オンラインでも臨場感 [ 文化・歴史 ] 2021年12月14日大晦日に赤穂市民能「高砂」 歩いてほのぼの写真展 プラット赤穂で14日まで [ 文化・歴史 ] 2021年12月09日伝統芸能とヒップホップ融合「傘ダンス」 念願のマーチングバンド全国大会へ [ 文化・歴史 ] 2021年12月05日第50回義士祭奉賛学童書道展 1日から 合唱や重奏多彩に アンサンブルフェス [ 文化・歴史 ] 2021年11月29日藩主家の業績たどる特別展「浅野家とその時代」 [ 文化・歴史 ] 2021年11月27日オリザ版「忠臣蔵」来月12日 初の赤穂公演 58年前の「一円電車」撮影の思い出懐古 [ 文化・歴史 ] 2021年11月26日赤穂美術協会の小品展 26日から市立図書館 [ 文化・歴史 ] 2021年11月25日一陽会員の廣門さん 母校の赤穂小へ作品寄贈 [ 文化・歴史 ] 2021年11月24日ル・ポン音楽祭 ベルリンからオンライン配信 戦没者追悼式 慰霊と平和誓う 新愛称は「赤穂化成ハーモニーホール」
コメントを書く