役員も「経営者」 議会が判断
2010年11月04日
市議近親者が役員を務めている企業と市の請負契約が問題視されている件について、赤穂市議会は4日、会派代表者会で対応を協議。「議員政治倫理条例に抵触するため、議長から当該議員へ辞退届の提出を申し入れるべき」との意見をまとめた。松原宏議長は近日中に申し入れを行い、15日以内に回答を得るという。
会派代表者会には6会派から代表者が出席。「役員であっても、『経営者』である」との認識を確認した上で、今回問題となった事案について「条例に抵触している」との判断をくだした。
本件をめぐっては、9月議会で問題が指摘され、役員が「経営者」に含まれるのかどうかで紛糾。「経営」の定義について、松原議長から諮問を受けた議会運営委員会が10月中に2度審議した。同委員会では、「役員等であっても経営者となり得る場合があるとの解釈をすべき」との意見が大半を占めたが、「議論が二分し最終的な結論には至らなかった」と最終判断を先送り。会派代表者会にその後の対応を委ねていた。
関連サイト:
【関連記事】倫理条例、「実質的経営」の基準作成へ
【関連記事】市議長男の役員企業が市と契約
掲載紙面(PDF):
2010年11月6日(1918号) 1面 (9,328,970byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
会派代表者会には6会派から代表者が出席。「役員であっても、『経営者』である」との認識を確認した上で、今回問題となった事案について「条例に抵触している」との判断をくだした。
本件をめぐっては、9月議会で問題が指摘され、役員が「経営者」に含まれるのかどうかで紛糾。「経営」の定義について、松原議長から諮問を受けた議会運営委員会が10月中に2度審議した。同委員会では、「役員等であっても経営者となり得る場合があるとの解釈をすべき」との意見が大半を占めたが、「議論が二分し最終的な結論には至らなかった」と最終判断を先送り。会派代表者会にその後の対応を委ねていた。
<前の記事 |
関連サイト:
【関連記事】倫理条例、「実質的経営」の基準作成へ
【関連記事】市議長男の役員企業が市と契約
掲載紙面(PDF):
2010年11月6日(1918号) 1面 (9,328,970byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 政治 ]
定住自立圏に決定も「中心市」は備前市 [ 政治 ] 2008年10月28日「議員の配偶者、2親等以内は契約辞退」条例化へ [ 政治 ] 2008年10月27日ごみ処理有料化、審議会は「了承」の方向 [ 政治 ] 2008年10月23日特別職の報酬改定へ意見募集 [ 政治 ] 2008年10月09日市長、議員らの給料「減額」の方針定まる [ 政治 ] 2008年10月01日プラット駐車場を多目的活用可に [ 政治 ] 2008年09月19日来春の赤穂市議選 4月5日投開票 [ 政治 ] 2008年09月19日赤穂市の「将来負担比率」県下ワースト3位 [ 政治 ] 2008年09月11日不当利得返還求め、サラ金3社を提訴へ [ 政治 ] 2008年09月10日第3回市議会は9日開会 [ 政治 ] 2008年09月04日市長など特別職の給料改定を審議 [ 政治 ] 2008年08月28日将来の赤穂へ意見募集 下水道使用料 平均12・8%値上げ提案 助産料は3倍に [ 政治 ] 2008年08月11日「改正でなく改悪」業界関係者が語る郵便入札の問題点 [ 政治 ] 2008年08月09日政治倫理条例制定へ各会派が合意 [ 政治 ] 2008年08月08日
コメント
場合によっては役員でなくても、実質的に経営権を持っている場合もあると思います。
また、親族でなくても、議員の友人や支配下にある人物などが経営している会社に便宜を図ることもありえ、今の条例は無力です。
0 0
投稿:そりゃそうだ 2010年11月05日コメントを書く