赤穂緞通を伝承、阪口さんに「ともしびの賞」
2010年11月20日
赤穂緞通の伝承功績で「ともしびの賞」を受賞した阪口キリヱさん
阪口さんは平成3年から赤穂緞通織方講習会の講師として後進の育成に尽力。24人の後継者を送り出し、今では孫弟子を含めて40人以上が阪口さんの技法を受け継ぐ。赤穂緞通は平成19年に県の伝統的工芸品に指定されるなど、再興の道を着実に歩んでいる。
大正10年、緞通制作が盛んだった赤穂郡新浜村(現赤穂市御崎)に生まれ、11歳から緞通を織り始めた阪口さん。昭和40年代に市内唯一の織り子となっても技術を守り通したことが今日につながった。現在も「赤穂緞通を伝承する会」の顧問として後進の活動を見守っている。
「ともしびの賞」は郷土文化の向上に長年ひたむきな努力を続けた個人、団体を称えようと、昭和50年度に創設。今年度は3団体18個人が受賞し、阪口さんは最高齢者。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2010年11月20日(1920号) 1面 (10,699,947byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
繊細な明暗バランス「紡がれる想い」須藤克明展 [ 文化・歴史 ] 2022年07月30日第37回赤穂民報習字紙上展の入賞者 講演会「山鹿素行の教育思想」7日にハーモニーH 今年で第20回 あこう絵マップコン作品募集 第37回赤穂市美術展 5部門で作品募集 県史跡指定30周年記念「沖田遺跡のひみつ」展 [ 文化・歴史 ] 2022年07月16日宮前桜プロジェクト 加工した素材を展示 [ 文化・歴史 ] 2022年07月02日子どもたちが恒例の「お田植え祭」 憧れた装束 高校生が雅楽披露 [ 文化・歴史 ] 2022年06月19日坂越の船祭 3年ぶり「船渡御」実施へ コンセル・ヌーボ定期演奏会 19日に開催 コンセプトは「昔の縁側」坂越に古民家カフェ開店 松年『富士牧狩図』も 未公開収蔵品展 [ 文化・歴史 ] 2022年06月11日ル・ポン音楽祭 チケット発売8月10日 親子券を先行受付 通算入館者数30万人達成 旧坂越浦会所
コメントを書く