謡曲愛好会「弥栄会」が第200回例会
2008年04月20日
発足30年目で200回に達した「弥栄会」の例会
神戸で観世流を習って帰郷した山崎弥太郎さんが周囲の同好者約20人を集めて昭和54年に発足。会の名称は、メンバーだった塩谷隆徳さんが山崎さんの名前から一字取り、「会が栄えていくように」と念願して命名した。
山崎さんも塩谷さんもすでに他界し、現在は弥太郎さんの五男・勝美さん(69)=上仮屋南=が世話人を引き継ぎ、年5回の例会を開催。毎回会員の組み合わせを変えて曲を発表し、中央公民館の謡曲サークル「蓼謡会」も出演している。
200回例会には会員13人中12人が参加した。「形式ばらず、飾らず」が発足以来のモットーだが、記念すべき節目とあって和服姿の会員も。全員が還暦を過ぎているが、年齢を感じさせない声量が部屋に響いた。
「白髪、入れ歯になっても謡にかける情熱は衰えませんね」と山崎さん。「これからもあせらず、じっくり楽しみたい」と元気に話していた。
次回例会は6月8日(日)。一般見学自由。問合せは、「弥栄会」Tel43・5951(山崎さん)、「蓼謡会」Tel42・5911(金井さん)まで。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2008年4月26日(1792号) 4面 (8,097,149byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 文化・歴史 ]
連鶴で十二支シリーズ 6年かけ完成 [ 文化・歴史 ] 2021年01月03日昔ながら「塩の国の塩」新発売 瓦の下に「幻の陶土」雲火焼の完全復元目指す [ 文化・歴史 ] 2021年01月01日尾崎ゆかりの日本遺産マップ設置 [ 文化・歴史 ] 2020年12月19日子ども描いた「お菓子の家」 パティシエが実現 300年語り継がれる「打ち首の三義人」 [ 文化・歴史 ] 2020年12月12日創志学園MB部 赤穂の2人も全国大会へ [ 文化・歴史 ] 2020年12月05日ネットで忠臣蔵浮世絵 デジタル展覧会 [ 文化・歴史 ] 2020年12月04日坂越の船渡御祭保存会に「ともしびの賞」 [ 文化・歴史 ] 2020年12月02日布に染料で絵や紋様「染絵」作品展 [ 文化・歴史 ] 2020年12月02日「黒猫」忠臣蔵絵本 11年ぶり増刷 [ 文化・歴史 ] 2020年12月01日ル・ポン音楽祭 アーカイブ動画を公開 [ 文化・歴史 ] 2020年11月30日「能楽の祖」の墓前で謡曲奉納 [ 文化・歴史 ] 2020年11月29日昭和の大嘗祭 92年前の道具見つかる [ 文化・歴史 ] 2020年11月21日日本遺産ガイド養成講座 30人募集
コメントを書く