アマモに暮らす生き物を観察
2013年06月23日
唐船海岸でアマモの種子を採取するスタッフ
アマモは砂泥質の浅い海底に生える多年草。群落にプランクトンや稚魚などがすみ、天然の魚礁の役割を果たす。護岸の人工化や環境の変化で減少し、唐船海岸は県下で数少ない藻場の一つとなっている。
調査は藻場の保全に取り組んでいるNPO「アマモ種子バンク」(西宮市)が生物の生息状況を調べるために実施。沖合い約150メートルに仕掛けた網を陸から手繰り寄せ、体長約15センチのスズキの稚魚やヒメイカ、アカガイなど50種類を超える生物を採集した。参加者は水槽をのぞき込み、藻場の生態系の豊かさを感じていた。
9月にも異なる水温条件下で同じ調査を行う予定。楽しそうに観察していた磯浜町の山本伊吹君(9)は「カニに触ると、すごく固かった。秋にもまた参加したい」と興味を深めた。
スタッフはアマモの人工栽培に活用する種子およそ2万粒を採取した。秋までNPOが保管。環境学習の一環で御崎小児童がペットボトルでアマモ苗を育てる。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2013年6月29日(2043号) 3面 (8,775,378byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
段ボールでベッド 避難所体験 [ 社会 ] 2019年03月10日藻場再生へアマモ苗移植 「ホタル飛ぶ川に」加里屋川で幼虫放流 《高野産廃》初回から協定不履行 展開検査撮影せず [ 社会 ] 2019年03月02日山火事想定して連携訓練 [ 社会 ] 2019年02月25日入潮泰吉さんに赤穂初の緑十字金章 [ 社会 ] 2019年02月15日近隣4高校がICTサミット [ 社会 ] 2019年02月11日鮮魚販売協同組合 新組合長に山野崇氏 [ 社会 ] 2019年02月08日高野の産廃処分場 操業開始で立入検査 [ 社会 ] 2019年02月06日県議選 現職・長岡氏が5選へ出馬表明 [ 社会 ] 2019年02月06日元中学校長の佐方直陽さんに瑞宝双光章 [ 社会 ] 2019年02月06日高野の安定型処分場が産廃受け入れ開始 《御崎メガソーラー》建設現場を関係者らが視察 [ 社会 ] 2019年01月30日就労継続支援A型施設に活動助成金 [ 社会 ] 2019年01月29日《市長選2019》20歳代以下の投票率は3割下回る [ 社会 ] 2019年01月26日
コメントを書く