スーパー能「世阿弥」公演迫る
2013年07月04日
世阿弥を演じる梅若玄祥=赤穂市文化とみどり財団提供
能の芸術性を確立した世阿弥の生誕650年と国立能楽堂開場30周年を記念し、梅原氏が創作。演出は梅若六郎玄祥氏が手掛ける。今年4月に同能楽堂で初演。5月の大阪に次ぐ2カ所目の地方公演として、能楽の祖・秦河勝ゆかりの地である赤穂が会場に選ばれた。
世阿弥の息子・元雅が若くして謎の死を遂げた悲劇を題材に、芸の道に生きる親子の情愛、政治と芸術の関係を描く。観世流シテ方の玄祥が世阿弥を演じ、語り手に和泉流狂言師の野村万作。世阿弥の面は、元雅が天河大弁財天社(奈良県天河村)に奉納した「阿古父尉」=重要文化財=を特別に複製したものを使用する。
また、演能後は特別フォーラムを開催。天河大弁財天社の柿坂神酒之祐宮司、世阿弥の面を制作した能面打の見市泰男氏、国立能楽堂企画制作課長の猪又宏治氏の3人が「能面の神秘」と題して語り合う。
大ホールで午後1時開演。なお、「阿古父尉」(写し)をはじめ見市氏が手掛けた能面十数点の特別展示(入場無料)を1階展示室で午前10時から午後5時まで開く。
公演についての問い合わせはTEL43・5111。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2013年7月6日(2044号) 1面 (13,920,121byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
5日にオンラインで秦氏フォーラム 赤穂からも参加 浅野長矩偲ぶ特別御朱印 命日の3月14日まで限定 [ 文化・歴史 ] 2022年03月01日赤穂緞通を伝承する会 4年ぶり受講生募集 「里山」「清流」一行詩を募集 「市民の夕べ」主催団体が「終了」決定 念願の絵本出版「ホクロのだいぼうけん」 [ 文化・歴史 ] 2022年02月19日第36回赤穂民報習字紙上展の入賞者 高齢者大学のエッセイ同人誌50号に [ 文化・歴史 ] 2022年02月16日「昭和まで塩田残ったのは奇跡」日本遺産講演会 [ 文化・歴史 ] 2022年02月13日長寿の心得や人生訓を書に 95歳作品展 [ 文化・歴史 ] 2022年02月11日歩いて見つけた希少植物冊子に [ 文化・歴史 ] 2022年01月29日播磨の前方後円墳一堂に「古墳からみた王の時代」 [ 文化・歴史 ] 2022年01月28日高岡達之氏講演会 先着100人にライブ配信 成人祝賀式 次回から「二十歳のつどい」 「生活に美術を」鳥井廣夫さん個展 [ 文化・歴史 ] 2022年01月12日
コメントを書く