原子力災害時、赤穂も避難受け入れ
2014年04月12日
「避難元・避難先マッチング」の赤穂市、上郡町、相生市分
福井県嶺南地区には美浜、高浜、大飯、敦賀など原子力施設15基が集中。これらの施設で放射性物質が放出されるような災害が起きた場合、国が施設の状況や緊急時モニタリングの結果を踏まえ、基準に基づき避難指示を発令する取り決めだ。
ガイドラインは原子力施設のおおむね30キロ圏内に暮らす約52万人のうち福井、滋賀、京都の3府県8市5町計約25万人を兵庫、大阪、徳島の3府県63市23町1村で受け入れようとするもの。避難元と避難先の府県・市町村の4者協議を経て、先月27日にまとまった。
公表資料によると、赤穂市は京都府北部の綾部市(人口約3万4200人)の「西八田小学校区」に住む794世帯1751人を赤穂市民総合体育館(延床面積7127平方メートル)と赤穂市民会館(約5700平方メートル)の2カ所に受け入れる。総合体育館の面積には避難スペースとしては使えないプールなども含まれるが、「必要に応じて武道館と副競技場も開放する」(市危機管理担当)とし、関西広域連合が目安として提示した「一人当たり3・3平方メートル」を確保できるという。市民会館が手狭な場合は隣接する赤穂地区体育館、市教育研究所を開放する。
ガイドラインでは、国の避難指示を受けた避難元自治体がパートナーの自治体に受け入れを要請。避難先自治体が受け入れ可否を判断する。避難所運営に必要な人員、物資は「避難元・避難先の府県・市町村が協力して確保」するのが原則。避難先自治体に地域防災計画の改定を求めており、赤穂市は「国や県などの動向をみながら取り組みたい」(同担当)と話している。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2014年4月12日(2083号) 1面 (9,056,784byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 社会 ]
「安全運転を」中学生がイラストカードで呼び掛け お米配って安全運転呼び掛け その心は… [ 社会 ] 2024年09月22日「コロナ中等症受け入れ拒否」 保健所が「市民病院の懸念」報告 [ 社会 ] 2024年09月21日9月23日は「手話言語の国際デー」 体験イベント開催 《市民病院医療事故多発》業務上過失傷害容疑で書類送検の脳外科医2人 1件目は不起訴 第二種電気工事士 中1生が一発合格 2年に一度の「はかり」の定期検査 [ 社会 ] 2024年09月13日食堂閉店の赤穂高にコンビニ自販機 [ 社会 ] 2024年09月07日半世紀以上続く千種川水生生物調査 [ 社会 ] 2024年09月06日《市民病院医療事故多発》科長に偽証を強要か「職員としての服務規定」 病院は否定【加筆あり】 《市民病院医療事故多発》「科長に急かされた」被告医師が主張 自身の技量不足認めるメッセージも【加筆修正あり】 《市民病院医療事故多発》「外部検証が必要」指摘スルー [ 社会 ] 2024年08月31日台風10号接近 赤穂線で30日夕方以降計画運休【修正あり】 新たな感染症に備え官民合同で訓練 [ 社会 ] 2024年08月24日積算ミスで工事契約解除 市が損害賠償へ
コメントを書く