常楽寺、112年ぶり改修竣工
2014年04月29日
下高谷自治会によって改修された常楽寺
同寺は坂越トンネル西口の交差点を南へ入った山すそにある。寺史によれば、赤穂郡大領だった高屋為経が結んだ常楽庵がはじまり。子孫の景義が正中元年(1324)に京都・東福寺に願い出て禅院とし、「常楽寺」と改号したとされる。現在は妙見寺の末寺。寺の前にある井戸水は霊水として知られ、かつては遠方から汲みに訪れる人もあったという。
地域の人たちの話では近年、地盤の傾きに伴って堂宇が倒壊する恐れが高まり、寺を管理する下高谷自治会が改修を決定。積立金を取り崩して費用を捻出し、基礎の水平化と屋根の葺き替えなどを施工した。屋根裏で見つかった棟札から屋根の葺き替えは明治35年(1902)以来とわかった。
自治会長の小川寛さん(65)は「先人が大切に守ってきたものを絶やすのは忍びないと改修を思い切りました。地域のシンボルとして末永く守っていきたい」と話した。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2014年5月3日(2086号) 1面 (8,455,327byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
義士祭奉賛学童書道展が開幕 3日まで フルートでXmasコンサート 2日ハーモニーホール まち歩き楽しみながら歴史クイズに挑戦 赤穂緞通の生みの親 児島なか生誕200年展 [ 文化・歴史 ] 2023年11月18日一畳敷から小品まで 師弟5人の赤穂緞通展 [ 文化・歴史 ] 2023年11月17日復元塩田を背景に濱鋤き唄 [ 文化・歴史 ] 2023年11月12日赤穂民報主催・第40回習字紙上展の出品規定 材料はチョコやクッキー「湖に浮かぶお菓子の家」 [ 文化・歴史 ] 2023年11月09日伝統の婚礼再現「坂越の嫁入り」 [ 文化・歴史 ] 2023年11月05日「映画会社やテレビ局はなぜ『忠臣蔵』を作らなくなったのか」春日太一氏講演 第62回赤穂市民文化祭 短歌・俳句入賞作 [ 文化・歴史 ] 2023年11月03日管楽合奏コン全国大会へ赤穂西中吹奏楽部 夏の雪辱果たす [ 文化・歴史 ] 2023年10月30日塩屋荒神社で秋祭り 東西の大屋台が勇壮に練り [ 文化・歴史 ] 2023年10月22日絵マップコンクール「ありがとう作品展示会」 幻の「藤緞通」復元 糸作りから自ら 丹後・上世屋で技術学ぶ [ 文化・歴史 ] 2023年10月21日
コメント
こう言う歴史のあるものも 大切に守ってゆきたいですね・・・。
0 0
投稿:内海 2014年04月30日コメントを書く