有年考古館で発掘調査速報展
2015年01月24日
赤穂市内で出土した文化財を紹介する「発掘調査速報展2014−土中からのメッセージ―」が有年楢原の赤穂市立有年考古館(宮崎素一館長)で開催されている。入館無料。
市教委が8遺跡11カ所で発掘した陶磁器や弥生土器、銅銭など約300点。調査結果をまとめたパネルも展示している。
上仮屋の侍屋敷跡から出土した陶器は17世紀末〜18世紀初頭ごろの備前焼の瓶や有田焼の大皿など。大量の焼け焦げた壁土や材木などと一緒に見つかり、この時代の城下町で大規模な火災があったと判断できる。
有年牟礼・井田遺跡では古墳時代中期(およそ1550年前)の「滑石製紡錘車」が見つかった。こまのような形で本来は麻などの繊維を紡いで糸にするための道具だが、滑石製のものは祭祀用と考えられるという。
パネル展示では、新たに20基以上が見つかった有年原地区の古墳群、庭園に池のある江戸前期の侍屋敷跡が出土した上仮屋の赤穂城下町跡などの調査成果を解説している。
2月23日(月)まで午前10時〜午後4時(入館は3時半まで)。火曜休館。Tel49・3488。
掲載紙面(PDF):
2015年1月24日(2120号) 4面 (10,856,849byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
市教委が8遺跡11カ所で発掘した陶磁器や弥生土器、銅銭など約300点。調査結果をまとめたパネルも展示している。
上仮屋の侍屋敷跡から出土した陶器は17世紀末〜18世紀初頭ごろの備前焼の瓶や有田焼の大皿など。大量の焼け焦げた壁土や材木などと一緒に見つかり、この時代の城下町で大規模な火災があったと判断できる。
有年牟礼・井田遺跡では古墳時代中期(およそ1550年前)の「滑石製紡錘車」が見つかった。こまのような形で本来は麻などの繊維を紡いで糸にするための道具だが、滑石製のものは祭祀用と考えられるという。
パネル展示では、新たに20基以上が見つかった有年原地区の古墳群、庭園に池のある江戸前期の侍屋敷跡が出土した上仮屋の赤穂城下町跡などの調査成果を解説している。
2月23日(月)まで午前10時〜午後4時(入館は3時半まで)。火曜休館。Tel49・3488。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2015年1月24日(2120号) 4面 (10,856,849byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
考古学の視点で考える「秦氏」のルーツ 宮前桜でチャリティアート展 賛同作家募集 3日から「秦氏フェス」4日に記念講演 [ 文化・歴史 ] 2022年05月28日市美術協会展に力作43点 [ 文化・歴史 ] 2022年05月27日緞通に魅せられ 作家目指して移住 [ 文化・歴史 ] 2022年05月22日北野中の大川礼子さん 国展で斎木幸子賞 [ 文化・歴史 ] 2022年05月21日樫本大進と独の名門オケ共演 21日一般発売 電子雑誌閲覧サービス導入 市立図書館 人物などリアルに描写 色鉛筆画展 [ 文化・歴史 ] 2022年05月18日「赤穂の路地」テーマに写真展 [ 文化・歴史 ] 2022年05月16日キャンバスの会 ウインドギャラリー展 [ 文化・歴史 ] 2022年05月11日女性たちの絵画作品ロビー展 [ 文化・歴史 ] 2022年05月05日「伝統と新しいかたち」山陽百貨店で赤穂緞通展 [ 文化・歴史 ] 2022年04月29日清方、松園、夢二など「近代版画の女性像」展 [ 文化・歴史 ] 2022年04月25日カエルに象、ウサギ……レトロな看板人形の写真展 [ 文化・歴史 ] 2022年04月24日
コメントを書く