「城」モチーフの版画を一堂に
2015年04月18日
「日本の城」をテーマに作品が並ぶ版画展
世界遺産・姫路城の大天守が「平成の大修理」を終えたのにちなみ佐野正幸館主(74)=元塩町=が企画した。
橋本興家の作品は縦82センチ、横101センチの大作「古城晴秋・姫路城」、色彩と構図が明快な「太鼓櫓と天守・彦根城」など9点を揃えた。近代創作版画を確立した平塚運一(1895−1997)の「千鳥城夕月」、関西版画界の大御所的存在だった徳力富吉郎(1902−2000)の「大阪城」なども展示している。
川瀬巴水(1883−1957)の「岡山城之朝」は日本画家だった感性の片鱗がうかがえる繊細な作風。「屋根の版画家」として知られる寺司勝次郎(1927−)の「甍・佐伯城」は瓦屋根の造形美を単色刷りで力強く表現している。
「それぞれの作家が自分の視点と画風で描いた城の美を鑑賞してもらえれば」と佐野館主。版画家である自身の作品「赤穂城大手門」も展示している。
5月31日(日)まで午前10時〜午後4時。水曜休館。入館料200円(小学生以下無料)。Tel090・3496・4282。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2015年4月18日(2132号) 3面 (12,799,477byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
伝統の婚礼再現「坂越の嫁入り」 [ 文化・歴史 ] 2023年11月05日「映画会社やテレビ局はなぜ『忠臣蔵』を作らなくなったのか」春日太一氏講演 第62回赤穂市民文化祭 短歌・俳句入賞作 [ 文化・歴史 ] 2023年11月03日管楽合奏コン全国大会へ赤穂西中吹奏楽部 夏の雪辱果たす [ 文化・歴史 ] 2023年10月30日塩屋荒神社で秋祭り 東西の大屋台が勇壮に練り [ 文化・歴史 ] 2023年10月22日絵マップコンクール「ありがとう作品展示会」 幻の「藤緞通」復元 糸作りから自ら 丹後・上世屋で技術学ぶ [ 文化・歴史 ] 2023年10月21日「2023赤穂市美術展」が開幕 絵画、書など268点 [ 文化・歴史 ] 2023年10月19日2023年度文化・スポーツ賞 受賞者決定=赤穂市 頭人行列に獅子舞 尾崎・赤穂八幡宮「神幸式」 [ 文化・歴史 ] 2023年10月15日獅子舞存続 児童らが議論「未来に残すべき」 平田オリザ氏講演 先着300人募集 地域連携フォーラム 「坂越の船祭」男衆ら活気 4年ぶり獅子舞も [ 文化・歴史 ] 2023年10月08日子どもの笑顔でほっこり 福浦の山脇五都子さん水彩画展 [ 文化・歴史 ] 2023年10月08日「工房マップ作って」伝統工芸作家ら42人が要望 [ 文化・歴史 ] 2023年10月07日
コメントを書く