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広重が描いた忠臣蔵版画展

 2015年11月14日 
上から=初代、2代、3代の作品
 収蔵品展「歌川広重の忠臣蔵&有田屋版・東海道五十三次」が尾崎の版画専門美術館「たでのはな美術館」(佐野正幸館主)で開かれている。「広重」を名乗った初代から三代までの作品計80点を紹介している。
 江戸後期の浮世絵師、初代歌川広重(1797−1858、本名・安藤重右衛門)は複数の版元から10種以上の忠臣蔵作品を発表。今展では丸清版、泉市版、有田屋版から計13点を展示する。また、「東海道五十三次」は出世作として知られる宝永堂版の後に刊行した有田屋版を紹介。構図は宝永堂版と大差ないが、それぞれの絵に工夫がみられるという。
 2代広重(1826−69、歌川重宣)の「忠臣蔵」、3代広重(1842−94)が赤穂の塩田風景を描いた「播磨国 赤穂塩浜之図」も。11月30日(月)まで午前10時〜午後4時。水曜休館。
 入館料200円(小学生以下無料)。Tel090・3496・4282。
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掲載紙面(PDF):
2015年11月14日(2161号) 4面 (14,803,737byte)
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