秋晴れに「坂越の船祭」外国人も初参加
2017年10月09日
「バタ架け」で板に上り、観客の歓声に応えるボールドウィンさん
舟で坂越に流れ着いたとの伝承がある秦河勝を祭神とする大避神社の祭礼。お旅所のある生島へ神輿を船に乗せて往復する海上渡御は300年以上の歴史があり、平成24年に国の重要無形民俗文化財に指定された。
船団を先導する2隻の漕船に乗る「櫂伝馬組」約30人には2年前に日本人女性と結婚して御崎で暮らすアメリカ出身のコーディ・ボールドウィンさん(30)が外国人として初めて参加。赤いはっぴと白いふんどし姿で懸命に櫂を漕いだ。祭りの見せ場の一つである「バタ架け」では仲間たちの支えで斜めに立て掛けられた約7メートルの木板のてっぺんに上り、会場を沸かせた。
ボールドウィンさんは義父が経営する水産物卸「船曳商店」に勤務。坂越にはカキの仕入れでよく訪れることから祭りへの参加を誘われた。
大学時代に東アジアの歴史文化について研究したボールドウィンさんは「一列になって船が進むのを見たときに一番感動した。(筋肉痛で)体は痛いけど、めっちゃ楽しかった」と上手な日本語で興奮を語った。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2017年10月14日(2249号) 4面 (13,725,790byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
タイ料理に挑戦 世界の料理教室 [ 文化・歴史 ] 2020年02月03日作るぞ「歌って踊れる」義士ソング 「文化財防火デー」前に消防訓練 赤穂出身作家 造形アート公募展で大賞 [ 文化・歴史 ] 2020年01月25日「日本第一」の塩学ぶ講演会 「国内最高技術の石積み」赤穂城の櫓台 [ 文化・歴史 ] 2020年01月20日切り絵で描いた故郷の創作昔話を本に [ 文化・歴史 ] 2020年01月18日「西播磨ゆかりの人物知って」自費で絵本 [ 文化・歴史 ] 2020年01月08日坂越の安藤慶一さん 油彩画「瀬戸の景観」展 [ 文化・歴史 ] 2020年01月05日第32回赤穂民報習字紙上展の作品募集 修理中の赤穂城跡東櫓台で現場見学会 別府鉄道のネガ一式を寄贈 [ 文化・歴史 ] 2019年12月16日内蔵助介錯の刀も「元禄赤穂事件」展 [ 文化・歴史 ] 2019年12月13日利息で討ち入り武具購入!?「忠臣蔵の決算書」 [ 文化・歴史 ] 2019年12月08日内匠頭切腹の地ゆかり「田村銀杏稲荷」再建 [ 文化・歴史 ] 2019年12月07日
コメントを書く