朝日町の洋画家、山崎由佳さんに赤艸社賞
2019年03月01日
第一線で活躍する女性洋画家を顕彰する「赤艸社賞」を受賞した山崎由佳さん=兵庫県芸術文化協会提供
山崎さんは龍野市(現たつの市)生まれ。神戸大学教育学部美術科に在学中だった1964年に上野省策教授のすすめで自由美術協会に出品して入選。今日まで毎年出品を継続する一方、グループ展も精力的にこなしている。2012年には姫路文化賞を受賞した。
父の死を受けて2002年以降、「結界」にテーマを絞ったという山崎さん。同協会は受賞決定理由について、「おそらく『死』を根底に見据えた作者の深い内省的な硬質の思念、想念が伝わってくる」「長い画業の積み重ねと確立した画風を持つ優れた美術家」と発表した。
山崎さんは、「絵を描くことは私にとって『生きる手がかり』。 これからも変わらず絵に向き合っていく」と語った。
赤艸社賞は故・亀高文子氏(兵庫県文化賞受賞者)の遺族からの寄付をもとに、女性洋画家を対象に1992年度に創設。同女史が創立した「赤艸社女子洋画研究所」にちなんで名づけられた。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2019年3月2日号(2316号) 1面 (10,873,632byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
特別展「上方の忠臣蔵浮世絵」貴重な190点 [ 文化・歴史 ] 2022年12月10日義士引き揚げルート 中央義士会が一部見直し [ 文化・歴史 ] 2022年12月10日赤穂民報主催・第38回習字紙上展の出品規定 義士行列の小道具に「槍印」加えては [ 文化・歴史 ] 2022年12月04日「目指すは金賞」マーチングバンド全国大会へ [ 文化・歴史 ] 2022年12月02日赤穂の「十年一昔」ほのぼの写真展 [ 文化・歴史 ] 2022年12月02日力作並ぶ義士祭学童書道展 市民会館で4日まで 創立150年の尾崎小で記念授業 泊まりがけで来場も「ビートルズレコード音楽祭」 [ 文化・歴史 ] 2022年11月27日赤穂義士が討ち入りに持参 自筆の槍印 [ 文化・歴史 ] 2022年11月26日邦楽の篠原欣山さんに「ともしびの賞」 [ 文化・歴史 ] 2022年11月26日正規盤レコードで聴く「ビートルズ音楽祭」 作家の個性あふれる「群象の会」展 [ 文化・歴史 ] 2022年11月17日絵地図作りでわがまちに愛着 絵マップコン20年 和船で輿入れ「坂越の嫁入り」 [ 文化・歴史 ] 2022年11月12日
コメント
山崎さま、ほんとうにおめでとうございます。
一度、作品を見せていただきたく、いい機会を作ってください。
ご期待申し上げます。
0 0
投稿:市民のひとり 2019年03月01日コメントを書く