「能楽の祖」の墓前で謡曲奉納
2020年11月29日
能楽の祖、秦河勝の墓前で謡曲「難波」を奉納した大倉源次郎さん(左)と辰巳満次郎理事長
一般社団法人日本芸術文化戦略機構(JACSO)の辰巳満次郎理事長(61)=シテ方宝生流能楽師=ら6人で「翁」を奉納。普段は神域として立ち入りが制限されている生島へ特別に渡り、河勝の墓とされる墳丘を前に謡曲「難波」を奉納した。遣隋使・小野妹子の子孫で浄土真宗本願寺派願泉寺住職の小野真龍さん(55)=天王寺舞楽協会常任理事=も来穂。大倉さんと生浪島宮司の3人で河勝と能楽や舞楽との関わりについて鼎談した。
今回の来穂は、JACSO歴史文化研究会が主催する「大倉源次郎が巡る歴史探検」の第1弾として行われた。引き続き、河勝ゆかりの地をはじめ、日本の伝統芸能と関係の深い地を探訪する予定という。
奉納を終えた大倉さんは、「河勝公から『遅かったな。やっと来たか』と言われた気がした。これからも能楽の発展を見守ってくれればありがたい」と語った。
JACSOは、この日の様子を動画編集して年内にもユーチューブで公開するとしている。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2020年12月5日号(2395号) 3面 (8,051,654byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
学生が研究発表 15日「コミアワ報告会」 児童ら地元名所巡り歴史クイズに挑戦 『決算!忠臣蔵』原作者 8日講演会 稀少な忠臣蔵映画ポスター寄贈 [ 文化・歴史 ] 2019年11月30日野村勝美さん写真展「トルコの風になって」 [ 文化・歴史 ] 2019年11月28日第49回赤穂義士祭奉賛学童書道展入賞者 盤珪と藤樹「たどりついた頂上同じ」 [ 文化・歴史 ] 2019年11月23日討ち入りまでの収支克明「請払帳」 [ 文化・歴史 ] 2019年11月22日市文化協会50周年で合同文化祭 山鹿市少年少女合唱団招き「こどもミュージックフェス」 草花やフルーツ素材に押し花アート展 [ 文化・歴史 ] 2019年11月20日忠臣蔵の新作構想 作家・玉岡かおるさん [ 文化・歴史 ] 2019年11月15日公募合唱団と関西フィル17日共演 正倉院展に山崎昭二郎氏を偲ぶ [ 文化・歴史 ] 2019年11月09日義士供養の熊本藩士 地元で顕彰碑建立へ [ 文化・歴史 ] 2019年11月08日
コメントを書く