歩いて見つけた希少植物冊子に
2022年01月29日
冊子『千種川流域の貴重な植物』を刊行した松村完治さん
『兵庫県版レッドデータブック2020(植物・植物群落)』に掲載された絶滅危惧種のうち、昨年中に松村さんが千種川流域で実際に確認したミノコバイモ、ヒメニラ、マヤランなど28種の植物を写真付きで紹介。中にはレッドデータブックに記載のない分布地も含まれる。
松村さんによると、千種川流域は絶滅危惧植物が比較的多く生息しているという。しかし、これまで生息していた希少植物が土地開発や盗掘、外来種の影響などで消失していることもあり、「自分の備忘録」として冊子を作ったという。自宅のインクジェットプリンターで印刷した簡易製本で8部だけ作り、「もし、もらってくれるなら、希少種が生息する地域の公民館や学校へ寄贈したい」と考えている。
「毎年、春から秋にかけて、季節ごとの草花に会えるのが楽しみ」と話す松村さん。「消えてもよい植物なんて一つもない。植物と私たちの共通の未来について考えてみる必要がある」と訴えている。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2022年1月29日号(2448号) 1面 (7,614,935byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
「日本最後の仇討ち」室津で企画展 [ 文化・歴史 ] 2021年12月21日市音楽協会 26日にクリスマス演奏会 高校生四十七士が勝ちどき 赤穂義士祭 ル・ポン特別公演 オンラインでも臨場感 [ 文化・歴史 ] 2021年12月14日大晦日に赤穂市民能「高砂」 歩いてほのぼの写真展 プラット赤穂で14日まで [ 文化・歴史 ] 2021年12月09日伝統芸能とヒップホップ融合「傘ダンス」 念願のマーチングバンド全国大会へ [ 文化・歴史 ] 2021年12月05日第50回義士祭奉賛学童書道展 1日から 合唱や重奏多彩に アンサンブルフェス [ 文化・歴史 ] 2021年11月29日藩主家の業績たどる特別展「浅野家とその時代」 [ 文化・歴史 ] 2021年11月27日オリザ版「忠臣蔵」来月12日 初の赤穂公演 58年前の「一円電車」撮影の思い出懐古 [ 文化・歴史 ] 2021年11月26日赤穂美術協会の小品展 26日から市立図書館 [ 文化・歴史 ] 2021年11月25日一陽会員の廣門さん 母校の赤穂小へ作品寄贈 [ 文化・歴史 ] 2021年11月24日
コメントを書く