宮前桜プロジェクト 加工した素材を展示
2022年07月02日
尾崎の赤穂八幡宮向かいで3年前に道路拡幅工事で伐採された樹齢40年弱のソメイヨシノを地元ものづくり作家に提供してチャリティアート展への出品を募集する「宮前桜プロジェクト」に向け、作品に変わる前の素材の一部が尾崎公民館で7月4日(月)から披露される。
樹皮を残して板状に切断した幹、縦割りや輪切りの枝、短くカットしたスティックなど大小約40点。伐採後のソメイヨシノを約3年かけて保存処理した木工業の茶谷誠さん(44)=御崎=が加工した。顔を近づけると、まるで桜餅のような香りが感じられる。
「ソメイヨシノ本来の木目や色彩の『表情』を間近で見て感じてほしい」と茶谷さん。「普段目にする立木とは違った視点で見てもらえることは木の素材を扱う者としてうれしい」と話し、木が水を吸い上げる道管の様子がわかる断面や細かんなで削った樹皮も並べる。
茶谷さんはこれらの木材をチャリティアート展へ賛同する人にのみ提供する。これまでに木工を中心に5人の作家が参加を申し出ており、引き続き募集している。
1階ロビーで土日祝を除く午前9時〜午後5時。1か月程度展示予定。チャリティアート展に関する問い合わせはTEL090・3052・1259(茶谷さん)。
関連サイト:
【関連記事】撤去伐採の宮前桜「新しい生命を」
掲載紙面(PDF):
2022年7月2日号(2468号) 4面 (8,006,827byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
チャリティアート展に向けてさまざまな形状やサイズに加工された宮前桜
樹皮を残して板状に切断した幹、縦割りや輪切りの枝、短くカットしたスティックなど大小約40点。伐採後のソメイヨシノを約3年かけて保存処理した木工業の茶谷誠さん(44)=御崎=が加工した。顔を近づけると、まるで桜餅のような香りが感じられる。
「ソメイヨシノ本来の木目や色彩の『表情』を間近で見て感じてほしい」と茶谷さん。「普段目にする立木とは違った視点で見てもらえることは木の素材を扱う者としてうれしい」と話し、木が水を吸い上げる道管の様子がわかる断面や細かんなで削った樹皮も並べる。
茶谷さんはこれらの木材をチャリティアート展へ賛同する人にのみ提供する。これまでに木工を中心に5人の作家が参加を申し出ており、引き続き募集している。
1階ロビーで土日祝を除く午前9時〜午後5時。1か月程度展示予定。チャリティアート展に関する問い合わせはTEL090・3052・1259(茶谷さん)。
<前の記事 |
関連サイト:
【関連記事】撤去伐採の宮前桜「新しい生命を」
掲載紙面(PDF):
2022年7月2日号(2468号) 4面 (8,006,827byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
「ナラ枯れ」から生島守る「ホイホイ」設置 [ 文化・歴史 ] 2023年05月20日赤穂民報主催・第39回習字紙上展の出品規定 赤穂美術協会展 19日から21日まで [ 文化・歴史 ] 2023年05月15日キャンバスの会 駅ギャラリー展 [ 文化・歴史 ] 2023年05月13日赤穂緞通作家目指して修業の主婦 自宅に工房 [ 文化・歴史 ] 2023年05月13日絵マップコン 昨年で終了 20年で1327作品 往年の海外スターたち 元カメラマンが写真展 [ 文化・歴史 ] 2023年05月07日わらじの作り方を伝授 「手作り文化伝承の会」が講習会 桜テーマに水彩画展 [ 文化・歴史 ] 2023年04月23日幻の無声映画『忠臣蔵』カツベン上映をネット配信 [ 文化・歴史 ] 2023年04月16日上仮屋獅子舞、花岳寺で62年ぶり奉納舞 [ 文化・歴史 ] 2023年04月09日松の廊下刃傷事件ゆかりの裃 [ 文化・歴史 ] 2023年04月08日有年牟礼・山田遺跡の土器50点を市文化財指定 [ 文化・歴史 ] 2023年04月05日中央義士会 播州赤穂支部を新設 [ 文化・歴史 ] 2023年04月04日川柳赤穂吟社 濱邉稲佐岳顧問が句文集 [ 文化・歴史 ] 2023年04月03日
コメントを書く