歌舞伎にみる忠臣蔵の多彩な魅力
2009年03月17日
赤穂義士会主催の講演会が浅野内匠頭長矩の命日にあたる14日に市民会館で行われ、約90人が聴講した。
『赤穂浪士の実像』などの著書で知られる早稲田大学講師の谷口眞子氏が「赤穂事件と歌舞伎−史実と物語−」と題して講演した。
谷口氏は歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」の見どころを丁寧に解説。親子や男女の愛と死、主君への忠義と犠牲など、多彩なテーマの「銘々伝」が「仮名手本忠臣蔵」のあと次々に誕生した様子を語った。
「『こういう場面があれば』という庶民の思いがどんどんふくらんで、『忠臣蔵もの』と呼ばれるさまざまな歌舞伎作品が生まれ、史実と入り交じって後世に伝えられていった」と話し、「史実を正確に認識した上で、物語を楽しんでもらえれば」と呼びかけた。
聴講した市内男性は「忠臣蔵が持つ魅力の奥深さを改めて感じた」と感想を話していた。
掲載紙面(PDF):
2009年3月21日(1840号) 4面 (7,198,990byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
『赤穂浪士の実像』などの著書で知られる早稲田大学講師の谷口眞子氏が「赤穂事件と歌舞伎−史実と物語−」と題して講演した。
谷口氏は歌舞伎「仮名手本忠臣蔵」の見どころを丁寧に解説。親子や男女の愛と死、主君への忠義と犠牲など、多彩なテーマの「銘々伝」が「仮名手本忠臣蔵」のあと次々に誕生した様子を語った。
「『こういう場面があれば』という庶民の思いがどんどんふくらんで、『忠臣蔵もの』と呼ばれるさまざまな歌舞伎作品が生まれ、史実と入り交じって後世に伝えられていった」と話し、「史実を正確に認識した上で、物語を楽しんでもらえれば」と呼びかけた。
聴講した市内男性は「忠臣蔵が持つ魅力の奥深さを改めて感じた」と感想を話していた。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2009年3月21日(1840号) 4面 (7,198,990byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 文化・歴史 ]
「声楽の甲子園」初の2年連続県代表 [ 文化・歴史 ] 2022年09月26日「ひょうご五国」巡回展 赤高生が音声ガイド [ 文化・歴史 ] 2022年09月17日「赤穂緞通の魅力伝えたい」織り手志望の女性が絵本 [ 文化・歴史 ] 2022年09月09日絵手紙始めて3年 95歳初の作品展 [ 文化・歴史 ] 2022年09月05日逸話でひもとく史実の元禄赤穂事件 [ 文化・歴史 ] 2022年09月04日義士外伝の新作歌舞伎『荒川十太夫』10月に歌舞伎座 十州塩田の作業唄一堂 赤穂からも出演 [ 文化・歴史 ] 2022年09月02日市史編さん課長が語る元禄赤穂事件の逸話 詩吟体験教室の子どもたちが奉納吟詠 JR有年駅に埴輪の絵画 故堂本隆也さん遺作 [ 文化・歴史 ] 2022年08月13日市民文化祭 短歌会と俳句会の作品募集 日本遺産写真展 作品を公募 県展2022 3部門で3人入選 [ 文化・歴史 ] 2022年08月10日「角立てない」伝統の書体 播磨提灯 気持ちや思い自由に表現「デザイン書道」 [ 文化・歴史 ] 2022年08月04日
コメントを書く