赤穂の書道家に“スペイン芸術顕彰”
2010年04月10日
スペイン芸術顕彰を受賞した木村聴風氏と出品作「炎」
AMSCはスペイン国立プラド美術館の専属美術評論家、フランス芸術家協会の名誉会長らで平成8年に組織。昨年10月、マドリード国際会議場で設立15周年記念の展覧会「アートメゾン・ジャポン」を開催した。
日本画、水墨、立体など5分野計327人が招待され、木村氏もその一人として2点を出品。一ジャンルにつき5人だけに贈られる「スペイン芸術顕彰」に審査員の満場一致で推薦された。
木村氏は国内最大の書道家団体「創玄書道会」に所属し、名誉会長の金子聴松氏に師事。「文字と背景の調和」をテーマに表具も含めて一つの作品とするなど、固定観念にとらわれない自由闊達な作風で評価を築いてきた。創作活動を通して人脈も広がり、近く加賀友禅職人と共同制作する計画もあるという。
「書の本場、中国で個展を開くのが夢」と語る木村さん。「作品には書き手の人生が表れると思う。力まずに今の自分を表現していきたい」と抱負を語った。
「アートメゾン・ジャポン」出品作の一つ「加藤楸邨句」は11日(日)まで赤穂市立図書館で開催中の赤穂書道会展で展示されている。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2010年4月10日(1891号) 1面 (8,508,854byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
連鶴で十二支シリーズ 6年かけ完成 [ 文化・歴史 ] 2021年01月03日昔ながら「塩の国の塩」新発売 瓦の下に「幻の陶土」雲火焼の完全復元目指す [ 文化・歴史 ] 2021年01月01日尾崎ゆかりの日本遺産マップ設置 [ 文化・歴史 ] 2020年12月19日子ども描いた「お菓子の家」 パティシエが実現 300年語り継がれる「打ち首の三義人」 [ 文化・歴史 ] 2020年12月12日創志学園MB部 赤穂の2人も全国大会へ [ 文化・歴史 ] 2020年12月05日ネットで忠臣蔵浮世絵 デジタル展覧会 [ 文化・歴史 ] 2020年12月04日坂越の船渡御祭保存会に「ともしびの賞」 [ 文化・歴史 ] 2020年12月02日布に染料で絵や紋様「染絵」作品展 [ 文化・歴史 ] 2020年12月02日「黒猫」忠臣蔵絵本 11年ぶり増刷 [ 文化・歴史 ] 2020年12月01日ル・ポン音楽祭 アーカイブ動画を公開 [ 文化・歴史 ] 2020年11月30日「能楽の祖」の墓前で謡曲奉納 [ 文化・歴史 ] 2020年11月29日昭和の大嘗祭 92年前の道具見つかる [ 文化・歴史 ] 2020年11月21日日本遺産ガイド養成講座 30人募集
コメントを書く