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27日に地獄絵の御絵解 高野・誓教寺

 2008年04月21日 
 亡者が地獄で苦しむ場面など仏教の世界観を描いた掛軸を解説する2年に一度の「御絵解(ごえどき)法要」が4月27日(日)、高野の誓教寺(霜尾孝紹住職)で行われる。
 平安時代の僧源信が著した「往生要集」で説かれている仏教の世界観を詳細に描写した「六道絵」を霜尾住職が解説する。
 「六道絵」は江戸時代後期の18世紀後半から19世紀中頃に京都の絵仏師により制作されたと推定される全16幅。保存状態は良好で、中でも「八大地獄」を一幅ずつ描いた絵図はすさまじい情景が鮮烈な色彩で放たれ、見る者の心胆を凍らせる。平成18年度に絵画では初めて市有形文化財の指定を受けた。
 御絵解法要は7代前の池田琳瑞住職が始めた。一時期中断されていたが平成10年に霜尾住職が再開。以来、隔年で行っている。
 法要は本堂で午前10時から午後3時まで。4幅ずつ順番に解説し、残りは客殿に展示。昼休み(正午〜1時)には16幅すべてを並べて参詣客に公開する。写真撮影も可。
 霜尾住職は「悪いことをしたらバチが当たる、というのをわかりやすく説くのが地獄絵。子どもやお孫さんを連れてお参りしてもらえれば」と話している。
 当日は高野児童遊園が臨時駐車場になる。同寺は同遊園から北へ徒歩3分。詳しくはTel48・8226。
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関連サイト:
誓教寺


掲載紙面(PDF):
2008年4月19日(1791号) 4面 (6,710,911byte)
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