大鳥圭介の伝記アニメが近く完成
2011年04月09日
仕上げ段階に入ったアニメ「けいすけじゃ」の制作作業。奥が薮本陽輔さん
今年は1911年(明治44)6月15日に圭介が没してから100年の節目。アニメ化は「子どもからお年寄りまで楽しみながら、地域の偉人について知ってほしい」と町が企画。町民らが制作委員会を立ち上げた。
地元のアマチュア漫画家、半沢裕人さんが「上郡民報」に平成5年4月から約6年半連載した「幕末風雲児大鳥圭介伝 けいすけじゃ」を原作に、昨夏から同町出身のプロアニメーター、薮本陽輔さん(35)=東京都板橋区=が原画を制作。地元ボランティア約80人が手分けして作画して町職員が画像編集。うち20人は声優志望の専門学生ら約40人とともにアフレコも担当した。
全20話(1話約5分)のうち、幼少期から武士になる決意を固めるまでの第1部(1〜13話)が間もなく完成。圭介が師事した赤穂の蘭学医、中島意庵も登場する。
監督も務める薮本さんは「ひょうきんな性格でありながら、芯の通った圭介の人間性を描いた。赤穂にもゆかりのある人物なので、ぜひ見てほしい」と来場を呼びかけている。
大ホールで午前9時から。また、大鳥圭介について研究している途上国開発コンサルタントエンジニアの中川由香氏=東京都墨田区=が「国づくりと大鳥圭介」と題して記念講演を行う。
入場無料。4月20日(水)まで先着400人を受け付ける。電話52・1112(町企画財政課)。
また、アニメに使用した原画展を4月23日(土)から5月15日(日)まで同町郷土資料館で催す。午前9時〜午後4時半。月曜休館。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2011年4月9日(1940号) 4面 (6,855,670byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 文化・歴史 ]
「声楽の甲子園」初の2年連続県代表 [ 文化・歴史 ] 2022年09月26日「ひょうご五国」巡回展 赤高生が音声ガイド [ 文化・歴史 ] 2022年09月17日「赤穂緞通の魅力伝えたい」織り手志望の女性が絵本 [ 文化・歴史 ] 2022年09月09日絵手紙始めて3年 95歳初の作品展 [ 文化・歴史 ] 2022年09月05日逸話でひもとく史実の元禄赤穂事件 [ 文化・歴史 ] 2022年09月04日義士外伝の新作歌舞伎『荒川十太夫』10月に歌舞伎座 十州塩田の作業唄一堂 赤穂からも出演 [ 文化・歴史 ] 2022年09月02日市史編さん課長が語る元禄赤穂事件の逸話 詩吟体験教室の子どもたちが奉納吟詠 JR有年駅に埴輪の絵画 故堂本隆也さん遺作 [ 文化・歴史 ] 2022年08月13日市民文化祭 短歌会と俳句会の作品募集 日本遺産写真展 作品を公募 県展2022 3部門で3人入選 [ 文化・歴史 ] 2022年08月10日「角立てない」伝統の書体 播磨提灯 気持ちや思い自由に表現「デザイン書道」 [ 文化・歴史 ] 2022年08月04日
コメントを書く