手づくり絵本で知事賞
2014年02月28日
受賞作『なんきょくカジカの赤ちゃんの大ぼうけん』の一場面
県立こどもの館主催で25回目を数えた同コンクール(県教委など後援)は「18歳未満の部」「18歳以上の部」の2部門に797点の応募があり、画家で絵本作家の中辻悦子さんらが審査した。
知事賞作品は表紙を含めて46ページ(縦27センチ、横19センチ)の力作。生まれたての小魚が親元を離れて大海に飛び出すストーリーをクレヨン、色鉛筆、ポスターカラーなどで多彩に描いた。636点の応募があった「18歳未満の部」の中で「表現力豊か」「図鑑をみているようなタッチ」などと群を抜く評価を得た。
龍文君はお絵かきが大好きで、4歳のときには自分で描いた絵を冊子状に綴じて遊んでいたという。これまでに作った手づくり絵本はすでに約20冊。「新作が出ると、クラスのみんなが食い入るように読んでいます」(担任の大森多華子教諭)という“売れっ子作家”で、近ごろは2週間に1冊のペースで短編を生み出す。教室内には作品を集めた「りょうぶ文庫」があり、隣のクラスの児童も読みに来る。
動物や昆虫の図鑑を見たり、海や山で自然に触れたりするうちに絵本のアイデアが浮かぶという龍文君。将来の夢を尋ねると、「絵本作家か、は虫類の学者になりたい」と元気に答えた。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2014年3月1日(2077号) 1面 (12,050,945byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
地元作家らによる創作うちわと風鈴展 [ 文化・歴史 ] 2020年07月29日平安時代の疫病除けおまじない [ 文化・歴史 ] 2020年07月22日塩屋の屋台行事もコロナで自粛 鉱物と化石 私設資料館23日オープン [ 文化・歴史 ] 2020年07月18日公立学校園所に自動水栓を寄贈 高校生が雅楽演奏を奉納 [ 文化・歴史 ] 2020年07月12日市内秋祭り「中止」決定相次ぐ 交通安全の合い言葉「こいぬのあしあと」CDに まちの玄関口に「希望のピアノ」 平松国秀さん写真展「光あふれて」 [ 文化・歴史 ] 2020年07月07日生誕135年 竹久夢二 抒情的世界 [ 文化・歴史 ] 2020年07月03日さくらこども学園でミニ夏まつり 郷土の誇り 軽快にダンスで表現 今年の義士祭「例年通りの規模困難」 中学総体 市独自で代替大会
コメントを書く