県史跡指定30周年記念「沖田遺跡のひみつ」展
2022年07月16日
縄文時代から中世までの大規模な集落遺跡の調査成果を紹介する企画展「東有年・沖田遺跡のひみつ〜県史跡指定30周年記念展〜」が有年楢原の赤穂市立有年考古館で開かれている。入館無料。
東有年・沖田遺跡は、ほ場整備事業に伴って1988年から6年がかりで行われた発掘調査で発見。弥生時代後期と古墳時代後期の大規模集落は西播磨有数の規模と内容で、92年に県史跡に指定された。
企画展では、これまでの発掘調査で出土した数万点とみられる遺物の中から、弥生時代の製塩土器や古墳時代の装飾付須恵器など約200点を時代順に5つのコーナーに分けて展示。土器の分析から見えてきた同遺跡の歴史的変遷や他地域との交流などをパネルで解説している。
遺跡が発見されて以降、出土品が一堂に展示されたのは今回が初めて。最近の研究で新たにわかってきたことも多いといい、山中良平学芸員(34)は「東有年・沖田遺跡は、播磨でも有数の大きさと内容をもつ遺跡で、その価値は大変高い。展示を通して各時代の集落や人々の暮らしを知ってもらえれば」と話している。
9月5日(月)まで午前10時〜午後4時。火曜休館。Tel49・3488。
掲載紙面(PDF):
2022年7月16日号(2470号) 3面 (10,721,393byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
企画展「東有年・沖田遺跡のひみつ〜県史跡指定30周年記念展〜」で展示されている古墳時代の装飾付須恵器=赤穂市教育委員会文化財課提供
東有年・沖田遺跡は、ほ場整備事業に伴って1988年から6年がかりで行われた発掘調査で発見。弥生時代後期と古墳時代後期の大規模集落は西播磨有数の規模と内容で、92年に県史跡に指定された。
企画展では、これまでの発掘調査で出土した数万点とみられる遺物の中から、弥生時代の製塩土器や古墳時代の装飾付須恵器など約200点を時代順に5つのコーナーに分けて展示。土器の分析から見えてきた同遺跡の歴史的変遷や他地域との交流などをパネルで解説している。
遺跡が発見されて以降、出土品が一堂に展示されたのは今回が初めて。最近の研究で新たにわかってきたことも多いといい、山中良平学芸員(34)は「東有年・沖田遺跡は、播磨でも有数の大きさと内容をもつ遺跡で、その価値は大変高い。展示を通して各時代の集落や人々の暮らしを知ってもらえれば」と話している。
9月5日(月)まで午前10時〜午後4時。火曜休館。Tel49・3488。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2022年7月16日号(2470号) 3面 (10,721,393byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
繊細な明暗バランス「紡がれる想い」須藤克明展 [ 文化・歴史 ] 2022年07月30日第37回赤穂民報習字紙上展の入賞者 講演会「山鹿素行の教育思想」7日にハーモニーH 今年で第20回 あこう絵マップコン作品募集 第37回赤穂市美術展 5部門で作品募集 宮前桜プロジェクト 加工した素材を展示 [ 文化・歴史 ] 2022年07月02日子どもたちが恒例の「お田植え祭」 憧れた装束 高校生が雅楽披露 [ 文化・歴史 ] 2022年06月19日坂越の船祭 3年ぶり「船渡御」実施へ コンセル・ヌーボ定期演奏会 19日に開催 コンセプトは「昔の縁側」坂越に古民家カフェ開店 松年『富士牧狩図』も 未公開収蔵品展 [ 文化・歴史 ] 2022年06月11日ル・ポン音楽祭 チケット発売8月10日 親子券を先行受付 通算入館者数30万人達成 旧坂越浦会所 考古学の視点で考える「秦氏」のルーツ
コメントを書く