播磨各地の城下町 発掘成果の特別展
2023年02月10日
播磨地区の代表的な城下町の発掘調査成果を集めた特別展「江戸時代のにぎわい〜発掘された城下町〜」が有年楢原の赤穂市立有年考古館で開かれている。入館無料。
播磨では、関ヶ原の戦いで功績のあった池田輝政が姫路城を拠点に戦略上の重要拠点だった赤穂、利神(平福)、龍野、高砂、三木、明石の6か所を支城に定めたとされ、各地で城館や城下町の整備が進んだ。輝政没後は一族に分割されるものの、転封や家中騒動などで池田家の手を離れ、播磨各地の城下町はそれぞれの歴史を歩んだ。
特別展では、各城下町で発掘された陶器や鋳型など約230点を展示している。金属やガラスを加工するための鋳型は産業の発展を示し、土人形などの玩具は文化の豊かさを反映。出土品を通して城下町の発展と変遷をうかがえる。
市教委文化財課の山中良平学芸員によると、各地の城下町は順調に発展・拡大を続けただけではなく、いろいろな出来事や環境によって拡大や縮小を繰り返していることが発掘調査によって明らかになってきたといい、「江戸時代の城下町の特徴が現代都市へ受け継がれ、個性豊かな播磨地区の文化をかたちづくる背景となっている」と話す。
3月13日(月)まで午前10時〜午後4時(入館は3時半まで)。火曜休館。2月23日(木・祝)午後1時半から展示解説あり(80分程度)。
掲載紙面(PDF):
2023年2月11日号(2495号) 1面 (5,159,040byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
播磨地区の城下町の発掘調査成果を紹介している特別展
播磨では、関ヶ原の戦いで功績のあった池田輝政が姫路城を拠点に戦略上の重要拠点だった赤穂、利神(平福)、龍野、高砂、三木、明石の6か所を支城に定めたとされ、各地で城館や城下町の整備が進んだ。輝政没後は一族に分割されるものの、転封や家中騒動などで池田家の手を離れ、播磨各地の城下町はそれぞれの歴史を歩んだ。
特別展では、各城下町で発掘された陶器や鋳型など約230点を展示している。金属やガラスを加工するための鋳型は産業の発展を示し、土人形などの玩具は文化の豊かさを反映。出土品を通して城下町の発展と変遷をうかがえる。
市教委文化財課の山中良平学芸員によると、各地の城下町は順調に発展・拡大を続けただけではなく、いろいろな出来事や環境によって拡大や縮小を繰り返していることが発掘調査によって明らかになってきたといい、「江戸時代の城下町の特徴が現代都市へ受け継がれ、個性豊かな播磨地区の文化をかたちづくる背景となっている」と話す。
3月13日(月)まで午前10時〜午後4時(入館は3時半まで)。火曜休館。2月23日(木・祝)午後1時半から展示解説あり(80分程度)。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2023年2月11日号(2495号) 1面 (5,159,040byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
藩主迎えた「上段の間」も 田淵氏庭園一般公開 [ 文化・歴史 ] 2022年11月08日書の清水さん 9年連続日展入選 日本画の古川さんは4度目 [ 文化・歴史 ] 2022年11月05日第61回赤穂市民文化祭 短歌・俳句入賞者 [ 文化・歴史 ] 2022年11月04日有年横尾の三木喜美子さん 十二支の色紙展 [ 文化・歴史 ] 2022年11月04日『民謡と民俗の祭典』11月6日開催 写真で回顧「赤穂線を走った汽車・電車」 [ 文化・歴史 ] 2022年10月28日第33回MOA美術館赤穂児童作品展の入賞者 塩屋荒神社 3年ぶり屋台行事 勇壮に奉納練り [ 文化・歴史 ] 2022年10月23日早乙女たちが稲収穫「抜穂祭」 [ 文化・歴史 ] 2022年10月23日名人が語る塩づくり「塩は生き物。夜泣きもする」 [ 文化・歴史 ] 2022年10月23日市文化賞・スポーツ賞に5団体32個人 赤穂が生んだ文人歴史家 姫路で特別展「西山松之助」 [ 文化・歴史 ] 2022年10月21日「2022赤穂市美術展」絵画、書など309点 個性豊か 名僧高僧の墨跡展 [ 文化・歴史 ] 2022年10月20日頭人行列に獅子舞 3年ぶり「神幸式」 [ 文化・歴史 ] 2022年10月17日
コメントを書く