往年の海外スターたち 元カメラマンが写真展
2023年05月07日
ジャクリーヌ・フランソワ、ジルベール・ベコーなど往年の海外スターがステージで歌う姿を撮影した写真展「愛をテーマに歌い続けて…シャンソンを中心に我が青春のミュージシャン達」が坂越のギャラリー喫茶「高瀬舟」で5月8日(月)から始まる。
撮影者の地谷晃さん(77)=中広=は赤穂中を卒業して大日本紡績(現ユニチカ)坂越工場に就職したが、報道写真家になりたいと21歳で退社。大阪の専門学校へ入り、写真の基本を学んだ。夢は叶わなかったが、フリーカメラマンとして学校の記念写真や企業のカタログ画像を撮影する仕事を続けるかたわら、コンサートで来日した一流人気歌手の撮影を数多く手がけた。
今展では「シャンソンの神様」と呼ばれたシャルル・アズナブール、「アイドルを探せ」などのヒット曲があるシルヴィ・ヴァルタンなど14人のポートレートを手札サイズから大型パネルまで計20点展示。いずれも1960〜70年代に日本で行われたコンサートで地谷さんがニコン製一眼レフで撮影し、フィルム現像から印画紙への焼き付けまで自身の手で行った生写真で、ややセピア色になった画面の色合いが時間の経過を感じさせる。3年半前に赤穂に帰郷した際にネガは処分しており、まさに秘蔵の作品といえる。
「目にピントを合わせることと、人物の一瞬の動き」に集中して撮影したという地谷さん。「皆ステージに立つと実際よりも大きく見えた」と、それぞれのスターが放ったカリスマ性を振り返る。過去に個展を開いたことはなく、「どの作品も私の青春そのもの。当時を知る世代の方に懐かしんでもらえれば」と話している。
6月1日(木)まで午前10時〜午後4時(金土日休み)。展示写真は一部を除いてチャリティ販売(500円〜)し、収益をウクライナ支援募金に寄付する。Tel48・7122。
掲載紙面(PDF):
2023年5月13日号(2506号) 4面 (8,504,697byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
往年のスター歌手のコンサート写真展と地谷晃さん
撮影者の地谷晃さん(77)=中広=は赤穂中を卒業して大日本紡績(現ユニチカ)坂越工場に就職したが、報道写真家になりたいと21歳で退社。大阪の専門学校へ入り、写真の基本を学んだ。夢は叶わなかったが、フリーカメラマンとして学校の記念写真や企業のカタログ画像を撮影する仕事を続けるかたわら、コンサートで来日した一流人気歌手の撮影を数多く手がけた。
今展では「シャンソンの神様」と呼ばれたシャルル・アズナブール、「アイドルを探せ」などのヒット曲があるシルヴィ・ヴァルタンなど14人のポートレートを手札サイズから大型パネルまで計20点展示。いずれも1960〜70年代に日本で行われたコンサートで地谷さんがニコン製一眼レフで撮影し、フィルム現像から印画紙への焼き付けまで自身の手で行った生写真で、ややセピア色になった画面の色合いが時間の経過を感じさせる。3年半前に赤穂に帰郷した際にネガは処分しており、まさに秘蔵の作品といえる。
「目にピントを合わせることと、人物の一瞬の動き」に集中して撮影したという地谷さん。「皆ステージに立つと実際よりも大きく見えた」と、それぞれのスターが放ったカリスマ性を振り返る。過去に個展を開いたことはなく、「どの作品も私の青春そのもの。当時を知る世代の方に懐かしんでもらえれば」と話している。
6月1日(木)まで午前10時〜午後4時(金土日休み)。展示写真は一部を除いてチャリティ販売(500円〜)し、収益をウクライナ支援募金に寄付する。Tel48・7122。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2023年5月13日号(2506号) 4面 (8,504,697byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
作るぞ「歌って踊れる」義士ソング 「文化財防火デー」前に消防訓練 赤穂出身作家 造形アート公募展で大賞 [ 文化・歴史 ] 2020年01月25日「日本第一」の塩学ぶ講演会 「国内最高技術の石積み」赤穂城の櫓台 [ 文化・歴史 ] 2020年01月20日切り絵で描いた故郷の創作昔話を本に [ 文化・歴史 ] 2020年01月18日「西播磨ゆかりの人物知って」自費で絵本 [ 文化・歴史 ] 2020年01月08日坂越の安藤慶一さん 油彩画「瀬戸の景観」展 [ 文化・歴史 ] 2020年01月05日第32回赤穂民報習字紙上展の作品募集 修理中の赤穂城跡東櫓台で現場見学会 別府鉄道のネガ一式を寄贈 [ 文化・歴史 ] 2019年12月16日内蔵助介錯の刀も「元禄赤穂事件」展 [ 文化・歴史 ] 2019年12月13日利息で討ち入り武具購入!?「忠臣蔵の決算書」 [ 文化・歴史 ] 2019年12月08日内匠頭切腹の地ゆかり「田村銀杏稲荷」再建 [ 文化・歴史 ] 2019年12月07日学生が研究発表 15日「コミアワ報告会」
コメントを書く