日本遺産認定祝い北前船の絵馬奉納
2024年04月06日
日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間〜北前船寄港地・船主集落」の認定を祝い、坂越の大避神社に北前船を描いた絵馬が奉納された。
白波のたつ海原を進む北前船を描いた構図。赤穂出身の医学博士で川崎医科大学呼吸器内科学主任教授の小賀徹さん(54)=京都市北区=が願主となり、相生市入野の絵師、舟丘恵凡さん(73)が描いた。
かつて北前船寄港地として栄えた坂越湾を眼下に見下ろす同神社には廻船業者が航海安全を祈願して奉納した船絵馬が複数あり、いずれも2018年に日本遺産の構成文化財に認定。最も古いものでは明和6年(1769)の年号が確認され、「船絵馬では国内で2番目に古い」(生浪島堯宮司)という。
小賀さんは子どもの頃、父・紀明さん(84)の実家がある坂越に帰省する度に同神社の境内でビー玉などをして遊んでいたといい、「愛着のある神社と坂越が日本遺産認定を機に発展することを願います」と思いを語った。
掲載紙面(PDF):
2024年4月6日号(2547号) 1面 (5,688,762byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
北前船寄港地の日本遺産認定を祝って船絵馬を奉納した小賀徹さん=中央=。左は絵師の舟丘恵凡さん
白波のたつ海原を進む北前船を描いた構図。赤穂出身の医学博士で川崎医科大学呼吸器内科学主任教授の小賀徹さん(54)=京都市北区=が願主となり、相生市入野の絵師、舟丘恵凡さん(73)が描いた。
かつて北前船寄港地として栄えた坂越湾を眼下に見下ろす同神社には廻船業者が航海安全を祈願して奉納した船絵馬が複数あり、いずれも2018年に日本遺産の構成文化財に認定。最も古いものでは明和6年(1769)の年号が確認され、「船絵馬では国内で2番目に古い」(生浪島堯宮司)という。
小賀さんは子どもの頃、父・紀明さん(84)の実家がある坂越に帰省する度に同神社の境内でビー玉などをして遊んでいたといい、「愛着のある神社と坂越が日本遺産認定を機に発展することを願います」と思いを語った。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2024年4月6日号(2547号) 1面 (5,688,762byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 文化・歴史 ]
昔ながら「塩の国の塩」新発売 瓦の下に「幻の陶土」雲火焼の完全復元目指す [ 文化・歴史 ] 2021年01月01日尾崎ゆかりの日本遺産マップ設置 [ 文化・歴史 ] 2020年12月19日子ども描いた「お菓子の家」 パティシエが実現 300年語り継がれる「打ち首の三義人」 [ 文化・歴史 ] 2020年12月12日創志学園MB部 赤穂の2人も全国大会へ [ 文化・歴史 ] 2020年12月05日ネットで忠臣蔵浮世絵 デジタル展覧会 [ 文化・歴史 ] 2020年12月04日坂越の船渡御祭保存会に「ともしびの賞」 [ 文化・歴史 ] 2020年12月02日布に染料で絵や紋様「染絵」作品展 [ 文化・歴史 ] 2020年12月02日「黒猫」忠臣蔵絵本 11年ぶり増刷 [ 文化・歴史 ] 2020年12月01日ル・ポン音楽祭 アーカイブ動画を公開 [ 文化・歴史 ] 2020年11月30日「能楽の祖」の墓前で謡曲奉納 [ 文化・歴史 ] 2020年11月29日昭和の大嘗祭 92年前の道具見つかる [ 文化・歴史 ] 2020年11月21日日本遺産ガイド養成講座 30人募集 赤穂緞通で学校マスコット [ 文化・歴史 ] 2020年11月20日
コメントを書く