国名勝の復元工事を一般公開
2010年02月10日
親柱など主要な骨組みが出来上がった西仕切門
西仕切門は二之丸庭園の南端に位置する。門扉の上下部に弓矢を射るためのすき間が設けられていたとみられ、江戸時代の絵図には「スカシ門(透かし門)」との記載もある。
平成11年度からの発掘調査で遺構が見つかり、絵図や姫路城「ちの門」などを参考に図面を作成。昨年10月から復元工事に着手した。ヒノキ材とクリ材を使用し、完成すれば高さ約4・6メートル、幅約3メートルとなる。
10日は左右2本の親柱を礎石の上に立て、長さ約4・8メートルの冠木をクレーンで吊り降ろし。寸分違わず刻まれた木材を職人らが慎重に組み合わせ、骨格が出来上がった。
見学会では、復元図面を設計した盧永春・工学博士(47)が現地解説するほか、土塀の壁塗りや石垣築石の石割りなど専門職人による工程を間近で見学。型枠に入れた土材を棒で突き固めて土塀を作る「版築」の作業は参加者が実際に体験できる。
見学希望者は午後1時半に赤穂城発掘調査事務所(Tel43・4641)に集合すればよい。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2010年2月13日(1882号) 1面 (8,979,919byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
「声楽の甲子園」初の2年連続県代表 [ 文化・歴史 ] 2022年09月26日「ひょうご五国」巡回展 赤高生が音声ガイド [ 文化・歴史 ] 2022年09月17日「赤穂緞通の魅力伝えたい」織り手志望の女性が絵本 [ 文化・歴史 ] 2022年09月09日絵手紙始めて3年 95歳初の作品展 [ 文化・歴史 ] 2022年09月05日逸話でひもとく史実の元禄赤穂事件 [ 文化・歴史 ] 2022年09月04日義士外伝の新作歌舞伎『荒川十太夫』10月に歌舞伎座 十州塩田の作業唄一堂 赤穂からも出演 [ 文化・歴史 ] 2022年09月02日市史編さん課長が語る元禄赤穂事件の逸話 詩吟体験教室の子どもたちが奉納吟詠 JR有年駅に埴輪の絵画 故堂本隆也さん遺作 [ 文化・歴史 ] 2022年08月13日市民文化祭 短歌会と俳句会の作品募集 日本遺産写真展 作品を公募 県展2022 3部門で3人入選 [ 文化・歴史 ] 2022年08月10日「角立てない」伝統の書体 播磨提灯 気持ちや思い自由に表現「デザイン書道」 [ 文化・歴史 ] 2022年08月04日
コメントを書く