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長野の「義士踊り」赤穂で奉納

 2013年12月15日 
赤穂で11年ぶりに奉納演舞された「中関元禄義士踊り」
 義士装束に身を包んだ踊り手たちが扇子や刀を持って舞う長野県阿智村の「中関(なかぜき)元禄義士踊り」の奉納演舞が14日、上仮屋の赤穂大石神社であり、保存会が伝統の舞いを披露した。
 保存会によると、大正天皇即位を祝って大正4年に演じたのが最初で1世紀近い歴史がある。戦時中に一時途絶えたが昭和29年に復活。中央自動車道開通や村合併周年の祝賀行事などで演じられ、平成17年に村無形文化財に指定された。
 同神社での奉納演舞は討ち入り満300年のとき以来11年ぶり。保存会結成40周年を記念し、裏方を含めて義士と同じ47人が来穂した。顔に白粉を塗って化粧した小学生から70代まで27人の踊り手が拝殿前に2列で整列。討ち入りから泉岳寺に眠るまでの義士の顛末を唄と三味線に合わせた約15分間の舞いで演じた。
 大石内蔵助に扮して一行を率いた「中関義士踊り保存会」の原典之会長(71)は「練習の成果を出せた。観客から拍手に子どもたちも感激したようで、これからも踊りを伝承したい」と話していた。
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