川柳赤穂吟社が創立2周年大会
2014年11月24日
昨年に続いて開催された「川柳赤穂吟社」創立記念大会
会場となった小ホールには県内外から約100人が来場。「ふあうすと川柳社」主幹の赤井花城氏や「川柳展望社」の野村賢悟氏など6人の選者が各題の入選句50句を披講した。
入賞は次のとおり。敬称略。
【 騙す 】野村賢悟 選
秀一「騙されたと思いたくない中古品」(宝塚市清荒神)西田斎柳
秀二「騙されてみたい男にまだ会わぬ」(和気郡和気町)目賀和子
秀三「騙し絵の中にかくれている春画」(岡山市北区)丹下凱夫
【 月 】中野文擴 選
秀一「月下美人ぽんと飛び出すピーターパン」(赤穂市中広)大島慶子
秀二「片割れ月母のない子の数え唄」(三木市緑が丘町)梶原サナエ
秀三「シーソーの片方月がのってくる」(小松島市前原町)徳長怜子
【 洗う 】長島敏子 選
秀一「秋の天影も洗っておきましょう」(岡山市北区)木下草風
秀二「丸洗いしたい私と言う古着」(岡山市東区)国塩志保里
秀三「魂を洗い尽して始発駅」(赤穂市木津)垣内雅美
【 平和 】板東弘子 選
秀一「核ボタンの真横に置いてある平和」(宝塚市清荒神)西田斎柳
秀二「感嘆詞のはざまへ詰める平和論」(高松市川島東町)嶋村幸
秀三「平和ボケしている僕とみそ汁と」(岡山市北区)丹下凱夫
【 迷う 】久本にい地 選
秀一「解散で多岐亡羊の浮動票」(岡山市東区)永見心咲
秀二「迷走をした頃もある日章旗」(三原市宗郷)鴨田昭紀
秀三「忠と義のはざまに揺れる陣太鼓」(岡山市北区)山崎三千代
【 雑詠 】赤井花城 選
秀一「生死うたかたひたすら今日の道を行く」(多可郡多可町)宮崎ただじ
秀二「糠床に生きてる亡母の赤穂塩」(加古郡播磨町)嵯峨里かほる
秀三「歯に触れるラムネ菓子から冬に入る」(赤穂市加里屋)大上三穂子
【 赤 】中田守正 選
天「良心に重い日のあり夕あかね」(加古川市)原戸麻也
地「赤く燃え沈む夕日に知る余生」(西脇市)山本義勝
人「蓼赤く義理人情を説いて秋」(赤穂市)垣内雅美
<前の記事 |
[ 文化・歴史 ]
「声楽の甲子園」初の2年連続県代表 [ 文化・歴史 ] 2022年09月26日「ひょうご五国」巡回展 赤高生が音声ガイド [ 文化・歴史 ] 2022年09月17日「赤穂緞通の魅力伝えたい」織り手志望の女性が絵本 [ 文化・歴史 ] 2022年09月09日絵手紙始めて3年 95歳初の作品展 [ 文化・歴史 ] 2022年09月05日逸話でひもとく史実の元禄赤穂事件 [ 文化・歴史 ] 2022年09月04日義士外伝の新作歌舞伎『荒川十太夫』10月に歌舞伎座 十州塩田の作業唄一堂 赤穂からも出演 [ 文化・歴史 ] 2022年09月02日市史編さん課長が語る元禄赤穂事件の逸話 詩吟体験教室の子どもたちが奉納吟詠 JR有年駅に埴輪の絵画 故堂本隆也さん遺作 [ 文化・歴史 ] 2022年08月13日市民文化祭 短歌会と俳句会の作品募集 日本遺産写真展 作品を公募 県展2022 3部門で3人入選 [ 文化・歴史 ] 2022年08月10日「角立てない」伝統の書体 播磨提灯 気持ちや思い自由に表現「デザイン書道」 [ 文化・歴史 ] 2022年08月04日
コメントを書く