ハブ山は塩屋の歴史発祥の地
2015年04月04日
郷土史研究をライフワークとする塩屋の長棟三枝さん(95)が地域への愛着を一編の詩に表現。本紙へこのほど寄稿してくれた。
題名は「墾生(はぶ)のお山に太陽(ひ)は昇る」。塩屋の大林、横谷など一帯を指す「墾生山」の由来を「『塩づくり』集団ここに来て/未開の山地に根をおろし/これが後のち塩田化」などと詩に編んだ。
『赤穂市史』によると、墾生山には天平勝宝5年(753)から3年がかりで当時播磨守だった大伴宿祢が開発した山や葦原墾田があり、延暦12年(793)の東大寺文書に「大堲生山(おおはぶやま)」として地名が登場する。現在も「ハブ池」「ハブ谷」といった地名に名残がある。
これまでも郷土史をテーマにした詩を数多く作っている長棟さん。墾生山を「塩屋の歴史発祥の地」と位置付ける。「地域の歴史をひも解けば、先人の功労が見えてきます。貴重な遺跡を大切に保存伝承したいものです」と願っている。
掲載紙面(PDF):
2015年4月4日(2130号) 3面 (11,251,445byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
題名は「墾生(はぶ)のお山に太陽(ひ)は昇る」。塩屋の大林、横谷など一帯を指す「墾生山」の由来を「『塩づくり』集団ここに来て/未開の山地に根をおろし/これが後のち塩田化」などと詩に編んだ。
『赤穂市史』によると、墾生山には天平勝宝5年(753)から3年がかりで当時播磨守だった大伴宿祢が開発した山や葦原墾田があり、延暦12年(793)の東大寺文書に「大堲生山(おおはぶやま)」として地名が登場する。現在も「ハブ池」「ハブ谷」といった地名に名残がある。
これまでも郷土史をテーマにした詩を数多く作っている長棟さん。墾生山を「塩屋の歴史発祥の地」と位置付ける。「地域の歴史をひも解けば、先人の功労が見えてきます。貴重な遺跡を大切に保存伝承したいものです」と願っている。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2015年4月4日(2130号) 3面 (11,251,445byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
日展5年連続入選 書家の清水まみさん [ 文化・歴史 ] 2018年10月27日絢爛勇壮に東西屋台が競演 塩屋の秋祭り [ 文化・歴史 ] 2018年10月21日頭人行列に獅子舞、神輿 伝統の「神幸式」 [ 文化・歴史 ] 2018年10月21日5年に一度の大ホールで学校音楽会 坂越生まれ日本画家・後藤仁氏の特別展開幕 [ 文化・歴史 ] 2018年10月20日画業35周年 故郷で里帰り展 [ 文化・歴史 ] 2018年10月20日神輿乗せ和船が巡航「坂越の船祭」 [ 文化・歴史 ] 2018年10月14日「日本遺産にふさわしい美観を」坂越で清掃ウォーク 歴代藩主らの具足 細密に描写 [ 文化・歴史 ] 2018年10月13日秦氏の史跡探訪ツアー30人募集 土味多彩400点「日々の器」展 [ 文化・歴史 ] 2018年10月11日東櫓台と西中門 発掘で規模や構造明らかに [ 文化・歴史 ] 2018年10月10日ユニークで多彩な絵マップ53作品 ル・ポン国際音楽祭が開幕 珠玉の音色響く [ 文化・歴史 ] 2018年10月07日塩屋公民館コーラスサークルが結成30年
コメントを書く