- トップページ>
- 絵本で世界を旅しよう>
- 記事詳細
月と太陽と魔女
2008年12月06日
『北の魔女ロウヒ』○絵/バーバラ・クーニー○原文/トニ・デ・ゲレツ○編訳/さくまゆみこ○あすなろ書房
森と湖の国フィンランドの民族叙事詩「カレワラ」から生まれた絵本があります。
北欧の月と太陽を邪な魔女「ロウヒ」があかがね山にかくすという物語です。
月や太陽の物語には、神話にとどまらず中国やロシア、さらにはアメリカにも、民話となって数多く残されています。
それぞれの話には、その土地の風土が感じ取れます。
魔女の「ロウヒ」が一番恐れていたのが鉄ぐさりでした。
北欧の鉄文化はいつごろから始まったのだろう−など、いろいろ想像させてくれる絵本です。
* * *
『北の魔女ロウヒ』
○絵/バーバラ・クーニー○原文/トニ・デ・ゲレツ○編訳/さくまゆみこ○あすなろ書房
* * *
▽くぼっち先生=元中学校長の久保良道さん。平成15年7月に有年原の自宅に国内外の絵本を集めた私設図書館「くぼっち文庫」を開設。「絵本は人生を豊かにしてくれる」と自費で集めた約2000冊を無料で貸し出している。第2・第4土曜日に開館。Tel49・2089。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2008年12月6日(1824号) 4面 (9,448,123byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 絵本で世界を旅しよう ]
かぜのでんわ 2021年03月11日ソフィー・スコットの南極日記 2020年12月05日中国のシンデレラ 2020年11月21日アイヌ文化に思うこと 2020年11月14日「本と図書館の歴史」に学ぶ 2020年10月31日アメリカの神話 2020年05月02日つぼつくりのデイヴ 2020年03月20日おじいちゃんの思い 2020年03月07日たいせつな友だち 2020年02月22日タンザニアのおはなし 2020年02月08日恐竜への思い 2020年01月25日あおくんときいろちゃん 2020年01月18日チーズとねずみ 2020年01月01日幻の絵本 2019年11月30日文字のない絵本 2019年11月23日
コメントを書く