処女作の主人公は「寺坂吉右衛門」
2012年07月20日
花岳寺の義士墓所で寺坂吉右衛門の墓石に手を合わせる金子明さん
「小説を書くことが若い頃からの夢だった」という、さいたま市岩槻区の団体職員、金子明さん(64)。数年前に母方の出身地である島根県の歴史について調べ、四十七士の中で唯一切腹することなく生涯を全うした寺坂が討ち入り後の一時期、浜田藩内に滞在したことを知った。
文献を読めば読むほど、「その生き様にひかれた」という金子さん。小説の題材に探し求めていた、「武士道を貫いた人物」にイメージが合致し、第一作の主人公に決めた。吉右衛門の足跡を追うように東京、京都、島根など10カ所以上を取材。今回初めて、念願だった赤穂を訪れた。
花岳寺では義士墓所に参拝し、宝物館に展示されている寺坂の自筆書簡を見学。作品のイメージをふくらませた。原稿は400字詰め用紙300枚に及び、年内には書き上げる予定。「日本人が大切にすべきものが読者に伝わるような作品に仕上げたい」と話し、帰路へついた。
<前の記事 |
掲載紙面(PDF):
2012年7月21日(1999号) 4面 (7,326,698byte)
(PDFファイルを閲覧するにはこちらからAdobe Readerを入手してください。)
[ 文化・歴史 ]
長野の「義士踊り」赤穂で奉納 [ 文化・歴史 ] 2013年12月15日
赤穂民報・第20回習字紙上展の作品募集 長野「中関義士踊り」14日演舞 「潔いと評判」討ち入り翌日の書簡 [ 文化・歴史 ] 2013年12月12日
「四十七士の歌」市民合唱団がCD化 [ 文化・歴史 ] 2013年12月12日
赤穂浪士の人員配置図をネット公開 [ 文化・歴史 ] 2013年12月11日
読書感想文コンクールで県知事賞 元禄の世に思い、旧街道ウオーク [ 文化・歴史 ] 2013年12月04日
バトン団体で全国大会へ [ 文化・歴史 ] 2013年11月30日
豪商の栄華を示す品々 [ 文化・歴史 ] 2013年11月30日
BSで「赤穂浪士」2時間SP 国貞の忠臣蔵浮世絵展 [ 文化・歴史 ] 2013年11月28日
「マンガから見る忠臣蔵世相」展 [ 文化・歴史 ] 2013年11月26日
相生の寺に義士書状など7点 [ 文化・歴史 ] 2013年11月23日
俳句の片山青芝さんに「ともしびの賞」 [ 文化・歴史 ] 2013年11月23日
コメント
0
0
投稿:もも 2012年07月20日冗談ですが、良い作品を期待しています。
0
0
投稿:AKG 2012年07月20日コメントを書く