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なみ
2013年07月13日
『なみ』 ○作/スージー・リー ○講談社
韓国では、新しい感覚の絵本が次から次へと生まれています。そのなかの一冊が「なみ」という絵本です。
一人の少女が母につれられて砂浜にやってきます。波とたわむれながら、海を体感するという物語です。著者の子どものころの体験から生まれた作品かもしれません。
それにしても、文字がまったくありません。なのに、なぜか少女の声が聞こえてくるのです。不思議な絵本です。
砂浜に打ちよせる波を通して、少女は「自然」を学んだと思います。「自然」を体感する、それはまさにこの絵本のようなことを言うのでしょう。
「自然」を肌で感じることで子どもたちの感性が高められていくのだと思います。一度、この絵本を手にして、少女の声を聞いてみませんか。それぞれ異なる感動が得られると信じています。
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『なみ』○作/スージー・リー○講談社
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掲載紙面(PDF):
2013年7月13日(2045号) 4面 (8,752,687byte)
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