上仮屋獅子舞、花岳寺で62年ぶり奉納舞
2023年04月09日
廃藩置県まで12代にわたって赤穂藩主を務めた森家ゆかりの上仮屋獅子舞が9日、歴代藩主の菩提寺である加里屋の花岳寺で62年ぶりに奉納された。
上仮屋獅子保存会(田中茂会長)と関係者の話を総合すると、森家の祖霊社だった赤穂神社の氏子らによる獅子舞で、明治末期から大正初期にかけて野中地区から伝わったのが起源とされる。大石神社に合祀後は春祭りの神輿巡行の露払いとして道中舞を披露し、御旅所だった花岳寺で神楽舞を奉納していたという。活動の中心だった青年団が衰退して1961年で一旦途絶えたが、「伝統の舞を次世代に継承しよう」と2017年に保存会を結成。現在は毎月第3日曜日に上仮屋公会堂で稽古している。
この日は小学5年生から80代まで会員18人が参加。獅子と鼻高が本堂前で「屋島」を奉納した。笛と太鼓の囃子が境内に響いた。
保存会の結成時から参加している佐藤佳隆副会長(59)=若草町=は「獅子舞の活動が地域の活性化や世代を超えたコミュニケーションに役立っています。これからも続けていきたい」と継承に努める。
62年ぶりに花岳寺で奉納舞を披露した上仮屋獅子舞
上仮屋獅子保存会(田中茂会長)と関係者の話を総合すると、森家の祖霊社だった赤穂神社の氏子らによる獅子舞で、明治末期から大正初期にかけて野中地区から伝わったのが起源とされる。大石神社に合祀後は春祭りの神輿巡行の露払いとして道中舞を披露し、御旅所だった花岳寺で神楽舞を奉納していたという。活動の中心だった青年団が衰退して1961年で一旦途絶えたが、「伝統の舞を次世代に継承しよう」と2017年に保存会を結成。現在は毎月第3日曜日に上仮屋公会堂で稽古している。
この日は小学5年生から80代まで会員18人が参加。獅子と鼻高が本堂前で「屋島」を奉納した。笛と太鼓の囃子が境内に響いた。
保存会の結成時から参加している佐藤佳隆副会長(59)=若草町=は「獅子舞の活動が地域の活性化や世代を超えたコミュニケーションに役立っています。これからも続けていきたい」と継承に努める。
<前の記事 |
絢爛勇壮に東西屋台が競演 塩屋の秋祭り [ 文化・歴史 ] 2018年10月21日頭人行列に獅子舞、神輿 伝統の「神幸式」 [ 文化・歴史 ] 2018年10月21日5年に一度の大ホールで学校音楽会 坂越生まれ日本画家・後藤仁氏の特別展開幕 [ 文化・歴史 ] 2018年10月20日画業35周年 故郷で里帰り展 [ 文化・歴史 ] 2018年10月20日神輿乗せ和船が巡航「坂越の船祭」 [ 文化・歴史 ] 2018年10月14日「日本遺産にふさわしい美観を」坂越で清掃ウォーク 歴代藩主らの具足 細密に描写 [ 文化・歴史 ] 2018年10月13日秦氏の史跡探訪ツアー30人募集 土味多彩400点「日々の器」展 [ 文化・歴史 ] 2018年10月11日東櫓台と西中門 発掘で規模や構造明らかに [ 文化・歴史 ] 2018年10月10日ユニークで多彩な絵マップ53作品 ル・ポン国際音楽祭が開幕 珠玉の音色響く [ 文化・歴史 ] 2018年10月07日塩屋公民館コーラスサークルが結成30年 絵画と書写で力作 MOA児童展
コメントを書く