忠臣蔵の巨大絵巻を共同制作
2013年08月04日
大勢の子どもたちが描いた「忠臣蔵アートマイル」
制作を通して郷土への誇りを持ってもらおうと、大町の英語講師、塩飽隆子さん(57)が代表を務める「ジャパンアートマイル実行委員会」が昨年に続いて企画。このほど市民会館で行われた着色作業には4歳の幼稚園年少児から18歳の高校3年生まで集まった。
演者が名場面を再現する義士祭パレードの写真や絵本『赤穂義士絵物語』を参考に赤穂高の美術部と文芸部の計7人が下絵を用意。幼い子らは空や山など面積の大きな部分の色を塗り、高学年が全体を描画。人物の顔など細部を高校生が仕上げた。
5枚とも向かって右から左へ物語が進行する構図。順番に並べれば、巨大な絵巻物になる。下絵を担当した一人で美術部員の村上千尋さん(16)=折方=は「忠臣蔵の長い歴史を表現したかった。みんなで楽しく制作できた」。さつき町の小学3年生、糟谷壮太君(9)は昨年に続く参加で、「今年は難しいところを描きたかった」と慎重に筆を動かして城の石垣を描いた。
実行委副代表の塩飽康正さん(63)は「12月の展示では、子どもたちが一生懸命描いた力作を忠臣蔵のストーリーとともに楽しんでほしい」と話している。
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掲載紙面(PDF):
2013年8月10日(2049号) 3面 (8,962,908byte)
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